11月1日(土)から11月3日(月・祝)まで、『国際芸術祭「あいち 2025」』のイベント『炎を囲む三日三晩──「瀬戸」に触れる特別な時間』が開催される。
「灰と薔薇のあいまに」というテーマから瀬戸のやきものと風景、その歴史に触れることのできるイ同イベント。『国際芸術祭「あいち 2025」』の会場のひとつである愛知県陶磁美術館では、毎年秋に三日三晩火を焚き続けながら焼成のデータを取り、窯を扱う技術を継承する古窯焼成事業を行っている。今回は同美術館の敷地内にある、江戸時代に瀬戸で使われていた連房式登窯を復元した薪窯を用いて、11月1日(土)10時から11月3日(月・祝)に焚き終わるまで実施される。
それに合わせて、愛知県陶磁美術館会場の開館時間を3時間延長するナイトミュージアムやラーニングプログラムが開催されるほか、11月2日(日)16時から21時にはフードやショップが軒を連ね音楽が鳴り響く夜市が開かれるなど、さまざまなプログラムが開催される。
『炎を囲む三日三晩──「瀬戸」に触れる特別な時間』
期 間:11月1日(土)~11月3日(月・祝)
会 場:愛知県陶磁美術館敷地内の各所
主 催:国際芸術祭「あいち」組織委員会
1 ナイトミュージアム
国際芸術祭「あいち 2025」の会場の一つである愛知県陶磁美術館の開館時間を3時間延長して、19:30 までご覧いただけます。
〇日時:11 月 1 日(土)、11 月 2 日(日)9:30~19:30(最終入館は 19:00 まで)
〇会場:愛知県陶磁美術館
※現代美術展チケットでご覧いただけます。
2 復元古窯焼成
薪を使った復元古窯(登り窯)で、2 年ぶりに焼成を行います。
〇日時:11 月 1 日(土) 10:00~11 月 3 日(月・祝) 焚き終わるまで
〇会場:窯焚き広場
※自由に見学いただけます。
3 クォン・ビョンジュン『ゆっくり話して、そうすれば歌になるよ』
自然と人、過去から今、そして瀬戸の風土や生活の営みを感じさせる回遊型サウンド・スカルプチャーです。11 月 1 日(土)のみ、特別に夜間も作品鑑賞が可能です。
〇日時:11 月 1 日(土) 9:30~19:30(16:30~19:30 はナイトバージョン)
11 月 2 日(日)、11 月 3 日(月・祝) 9:30~16:30
〇会場:芝生広場
※現代美術展チケットでご覧いただけます。予約可。
4 版築ワークショップ「星をつくるテーブル」
「版築」という古来の技術を手軽に体験できるワークショップです。型を組み合わせて、自分だけの星を作ります。完成した作品は思い出と一緒にお持ち帰りいただけます。
〇日時:11 月 1 日(土)、11 月 3 日(月・祝)11:00~16:00
〇会場:つくるとこ 陶芸館 第一実習室
※参加無料、事前申込不要
5 窯に集う 愛陶窯巡り Night
敷地内にある平安時代から現代までの窯を巡りながら学芸員が解説します。また、参加者と様々な分野の専門家がやきものや地域の歴史などについて語り合う場を設けます。
〇日時:11 月 1 日(土) 17:00~19:00
〇会場:窯の記憶 I・II、窯焚き広場
※参加無料、事前申込不要
6 詩を囲む夕べ
“瀬戸・土・焼き物”にまつわる詩を持ち寄り、腰を下ろして朗読を行います。
〇日時:11 月 2 日(日) 16:30~18:00
〇会場:瀬戸の版築プロジェクト「凹」
※参加無料、事前申込不要
7 ホノオノ夜市
瀬戸は火と土の町とも言われ、古来より人々はものづくりをしながら生活してきました。夜通し焚かれる絶えない炎に照らされたまちには、職人たちを支え客人をもてなす飲食店が軒を連ねました。瀬戸のまちで美術と食で人々を繋いできた Barrack が、国際芸術祭「あいち 2025」を祝して、一夜限りの楽しく幸せな時間をお届けします。
〇日時:11 月 2 日(日)16:00~21:00
〇会場:つくるとこ 陶芸館、窯焚き広場
〇企画運営:Barrack(古畑大気+近藤佳那子)
※入場無料、事前申込不要
<音楽ライブ(18:00~20:00)>
◎THE TETORAPOTZ
美術の展覧会をきっかけにアーティスト 5 名で結成されたバンド。主に、美術館やアートプロジェクトなど、アートと交わることのできる場所で活動を展開。作詞作曲、PV、レコードから舞台装置の設計までを、絵画、彫刻、映像やインスタレーションなどの各分野で活動するメンバー自身で全てを制作している。
◎シラオカ
2006 年、名古屋で結成。エレキギター2 本とドラムスからなる 3 ピースバンド。2021 年、約 10 年ぶりとなる新作アルバム「庭」を 1st と同じく compare notes より発表。
“ただ、そこにある風景、ただ、そこにいる人々を迷いなき筆致で一気に描ききるシラオカの歌。心がわさわさとする夜、その蒼白きグルーヴは、僕らの心を少しだけ穏やかにさせてくれる”(compare notes)
◎DJ TANUKINEIRI CREW
岐阜県多治見市を拠点に活動するインディペンデントレーベル「TANUKINEIRI RECORDS」から誕生したDJ クルー。国内外のアーティストをリリースしながら、カフェラウンジ・ギャラリー、野外イベントまで幅広いシーンで活動。メンバーそれぞれの音楽的バックグラウンドを活かしたジャンルレスな選曲と実験的なミックスで、聴く人の感覚をリフレッシュさせる。
レーベルとしての“発掘と発信”の精神をそのまま DJ に投影し、常に新しい音との出会いを提示している。
<FOOD & SHOP(16:00~21:00)>
・Art Space & Cafe Barrack+奈良美智(ドリンク)
・いたまど(アジア屋台料理)
・GachanoCurryday (知多半島の有機野菜を使用したスパイスカレー)
・クラシヤとススハム(スパイス料理、ドリンク、骨董、フェアトレード雑貨)
・グルテンフリーのお菓子屋粉粉 kona-kona(グルテンフリーの焼き菓子)
・Specialty coffee 蒼 ~soh~(ドリンク)
・台湾好き過ぎてつらい(台湾屋台料理、ドリンク、アルコール)
・月につぶら&様時(和食、ドリンク)
・手相こべや(手相鑑定と GODSEAL AGI 診断)
・deli(多国籍料理)
・庭禾(野菜たっぷり料理、お菓子、ドリンク)
・はらぺこ菓子店天秤堂(米粉の生菓子、豆花)
・ブンブン食堂(炒飯)
・ボロボーロタコスタンド 山輔(タコス、ケサディーヤ、ドリンク)
・ほろよいタネリ with 内田池田 BAR(ごちゃ混ぜバー)
・ほんだびれっじ(スムージー)
・MAEJAYA golden SAMOSA !(南アジアのスナック)
・meguru diverse dining(お弁当)
8 特別出店 瀬戸少年院「陶淘塾」
《瀬戸の版築プロジェクト「凸と凹」》にも参加した瀬戸少年院の少年たちが制作した雑貨を販売します。
〇日時:11 月 2 日(日)16:00~18:00
〇会場:つくるとこ 陶芸館
9 「凸凹トーク」
ハイブ・アースと国際芸術祭「あいち 2025」ラーニングチームがタッグを組んで実現した《瀬戸の版築プロジェクト「凸と凹」》。その制作の舞台裏を、担当したメンバーがあれこれ語ります。灼熱の現場で土まみれ──疲労困憊の彼らが三日連続で駆け込んだ“オアシス”とは…!?
〇日時:11 月 3 日(月・祝) 15:30~16:30
〇会場:瀬戸の版築プロジェクト「凹」
〇登壇者:辻琢磨、村上慧、松村淳子(いずれも「あいち 2025」ラーニングチームメンバー)
※参加無料、事前申込不要