コメディアスの舞台『紙を共に刷りぬ』が9月24日(水)から28日(日)まで、東京・下北沢の小劇場楽園で上演される。
2015年に仙台で旗揚げされたコメディアスは、東京を拠点にコメディを専門として活動する劇団。特定のモノとそれにまつわる物理現象を作品のテーマとし、舞台上でリアルタイムに俳優がモノと戦うさまを立ち上げる作風を特徴としている。
同公演は、「禁刷法」により許可のない印刷やプリンタの単純所持が禁じられた世界で、人々が様々な印刷方法に挑戦する「印刷コメディ」。作 / 演出を鈴木あいれが務め、岩崎航、浦川はじめ、大橋秀喜 (以上、コメディアス)、河村凌(猿博打)、三島渓(劇団ドラハ)、森脇康貴(安住の地)が出演する。
また同公演は、「紙」や「印刷」をテーマにしているからこそ、舞台芸術に関する環境配慮のための実践的なガイドラインである「シアター・グリーン・ブック」の認証取得に取り組んでいる。すでにイギリスの運営団体から予備証明書を取得済みで、公演終了後に取り組みの結果を報告することで、正式な認証を得ることを目標としている。
「最近どうです、けっこう印刷ってされてます?」今回の稽古開始時に、役者さんに聞いて回った質問です。皆さんはどうでしょうか。
鈴木あいれ
演劇をしていても、諸々の申請書類はフォーム入力で済むことも増えましたし、台本も自分はiPadで見ることがほとんどです。
そんな感じで、人の目に触れるところからだんだんと消えていきつつある「印刷」という過程そのものを、舞台上でがっちり見守ってやろうというのが今回の劇です。
プリンタの挙動に、人間が終始振り回され続けるという構造になる予定です。 稽古場ではすでにプリンタが紙を吐き続けており、SDGsの時代に怒られるんじゃないかと不安になります。印刷コメディ『紙を共に刷りぬ』、どうぞよろしくお願いいたします。

コメディアス第8回本公演 『紙を共に刷りぬ』

作・演出:鈴木あいれ
▣キャスト
岩崎航 浦川はじめ 大橋秀喜 (以上、コメディアス)
河村凌(猿博打) 三島渓(劇団ドラハ) 森脇康貴(安住の地)
▣スタッフ
舞台監督:松林京子
音響・照明:近藤海人(かまどキッチン)
舞台美術:松浦良樹(MICHInoX)
大道具:鎌田ユキ(りこりた)
衣裳:州倉正和、大橋秀喜
記録写真・映像技術協力:しろまる。
映像収録:Hakua
宣伝美術:萩原ぎんいろ
当日運営:宮野風紗音(かるがも団地)
制作:池田輝樹、岩崎環、白石ころ
制作協力:三坂恵美(合同会社Booster)
助成:芸術文化振興基金
企画・製作:劇団コメディアス
▣公演日程
2025年
9/24(水) 19:00☆初日割
9/25(木) 19:00★
9/26(金) 14:00★/19:00★※
9/27(土) 14:00♡/18:00★
9/28(日) 12:00/16:00
・全8ステージ。上演時間は約80分を予定
・受付開始、開場は開演の30分前
・※の回は映像収録あり
・★の回は前回公演でガラガラだった時間なので「めざせ満席」割引
・♡託児あり回…別途要予約・無料。詳細はコメディアスHP・SNSへ
▣会場
小劇場楽園(東京都世田谷区北沢2-10-18 B1)
▣チケット
(一般):¥3,800
(初日割):¥3,000
(めざせ満席割):¥3,500
(応援):¥6,000(ステッカーつき)
(学生):¥2,500
※前売・当日共通価格
※現金での当日精算のみ
※学生料金の場合は要学生証提示
チケット取り扱い:Tolpa
https://reserve.tolpa.jp/reserve/7474264/
▣映像配信
9月26日(金)19時の公演をアーカイブ配信します。
配信チケット料金 ¥2,000
販売開始日:2025年9月1日12時
配信チケット取り扱い:teket
https://teket.jp/4659/56223
配信アーカイブ:2025年10月1日(水)から21日(火)まで視聴可能