10月1日(水)から11月3日(月・祝)まで、東京・池袋の東京芸術劇場を中心に開催される舞台芸術祭『秋の隕石2025東京』の全プログラムが発表された。
チェルフィッチュ主宰の岡田利規がアーティスティック・ディレクターを務める同芸術祭。6月に先行ラインナップとして、岡田が作 / 演出を手がけるダンス作品兼演劇作品『ダンスの審査員のダンス』、 芸劇オータムセレクションとして、佐々木蔵之介によるひとり芝居『ヨナ-Jonah』、『Mary Said What She Said』 、ダミアン・ジャレ×名和晃平『Planet[wanderer]』、Shakespeare’s Wild Sisters Group ✕ 庭劇団ペニノによる『誠實浴池 せいじつよくじょう』、演劇団体[関田育子]による『under take』、その他「隕石(=企画のこと)」が明らかになっていた。






7月23日(水)に、ラインアップ発表記者発表会が開催。岡田、東京舞台芸術祭実行委員会事務局 事務局長・東京芸術劇場 副館長の鈴木順子、芸術祭参加アーティストとして庭劇団ペニノ主宰のタニノクロウ、ユーバランス ディレクターの葛西敏彦、[関田育子]代表の関田育子が登壇。また、「隕石(=企画のこと)」採択団体アーティストとして、「ママさんコーラス演劇」サークル・うたうははごころ代表の菊川朝子、『エルゴノミクス胚・プロトセル』を上演するアーティスト・花形槙が登壇、人形劇研究者の山口遥子も一部登壇した。







記者発表会では、全プログラムが、14項目からなる「上演プログラム」、7項目からなる「上演じゃないプログラム」、芸術祭を誰でも楽しむための「ウェルカム体制(=来場サポート)」の3カテゴリーから構成されていることを発表。各プログラムも明らかになった。
「上演プログラム」には発表済の項目に加え、オープニングプログラム『現実の別の姿/別の現実の姿』、初来日となるフェイ・ドリスコルのパフォーマンス作品『Weathering』とチェコの劇団であるハンダ・ゴテ・リサーチ&ディベロップメントによる人形劇『第三の手』、フォースド・エンタテインメント『Signal to Noise』、ユーバランスによる「同時多発的音楽イベント」、うたうははごころによる初の劇場公演『劇場版☆歌え!踊れ!育て!ははごころの庭〜子供服は輪廻です〜』、スペインの舞台芸術作家のシャヴィエ・ボベスによる 『やがて忘れてしまうもの』、花形槙による『エルゴノミクス胚・プロトセル』が新たに追加された。








「上演じゃないプログラム」としては、山口がキュレーションを担当する人形遣い / 演出家 /パフォーマーのアリエル・ドロンによる『オブジェクトシアター ワークショップ/プロフェッショナル編』と『オブジェクトシアター ワークショップ/実験体験編』を実施。さらに、東京・渋谷の「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]× 舞台芸術祭『秋の隕石』共催ワークショップ「Future Idea tions Camp Vol.7」」として『Super Sober Shamanism:同期・共在・模倣を演劇とテクノロジーの両岸から考える』が開催される。


そのほか、世界の舞台芸術の創作に関わる若手を招聘する未来に向けた発見と交流のためのプログラム「次はどこ?みて、はなすレジデンシー」、世界の劇場やフェスティバルとのネットワークを更新するための交流・意見交換プログラムとして海外プレゼンター招聘を実施する。また、芸術祭コンセプトブック『文脈たちの宴』が無料配布されるほか、山口によるレクチャー『現代オブジェクトシアターへのクイックガイド』も行われる。

「ウェルカム体制(=来場サポート)」として、せりふのある上演プログラムには、日本語と英語のオープン字幕やバリアフリー日本語、事前予約制のヒアリングループなどで鑑賞サポートを実施する。また、『ダンスの審査員のダンス』と『劇場版☆歌え!踊れ!育て!ははごころの庭〜子供服は輪廻です〜』全公演、『誠實浴池 せいじつよくじょう』の一部公演は「リラックス・パフォーマンス」として行われる。上演中の客席を完全に暗くしない、音響・照明の効果をやわらかいものにする、といった要素の全てもしくは一部を満たし、小さな子どもとも一緒にに楽しめる上演、声を出したり体を動かしたりしながら観劇することや途中での入退場を咎める雰囲気を持たない上演を行うとしている。
『秋の隕石2025東京』公演チケットは、7月26日(土)から公式オンラインチケットでセット券の販売を実施。以降、8月2日(土)から公式オンラインチケット先行、8月7日(木)から各プレイガイドなどで一般発売が続く形となっている。
『秋の隕石2025東京』全プログラム
オープニングプログラム『現実の別の姿/別の現実の姿』
10月1日(水)17:30 会場:GLOBAL RING THEATRE(池袋西口公園野外劇場)
ダンス作品兼演劇作品『ダンスの審査員のダンス』
10月1日(水)19:00 ▲ / 10月2日(木)19:30 ▲ / 10月3日(金)19:30 ▲ / 10月4日(土)18:30 ▲ / 10月5日(日)16:00 ▲◎
▲=リラックス・パフォーマンス(全公演)
◎=見えない・見えにくい方のための「音声ガイド」を実施いたします。(要予約)
会場:シアターイースト
佐々木蔵之介ひとり芝居『ヨナ-Jonah』
10月1日(水)19:00 ♦ / 10月2日(木)19:00 / 10月3日(金)14:00 / 10月4日(土)14:00 / 10月5日(日)14:00 / 10月6日(月)休演日 / 10月7日(火)19:00 ○ / 10月8日(水)19:00 / 10月9日(木)14:00 / 10月10日(金)14:00 / 10月11日(土)16:00 / 10月12日(日)16:00 ○ / 10月13日(月・祝)14:00
♦=プレビュー公演
○=聞こえない・聞こえにくい方のための「ポータブル字幕機提供」を実施いたします。(要予約)
会場:プレイハウス
Shakespeare’s Wild Sisters Group × 庭劇団ペニノ 『誠實浴池 せいじつよくじょう』
10月3日(金)19:30 / 10月4日(土)16:00 ★ / 10月5日(日)13:30 ▲◯
★=アフターイベント(英語のみ)付きチケット販売予定 *詳細は後日発表。
▲=リラックス・パフォーマンス(小さな声でおしゃべりしたり、声が出てしまっても大丈夫です。途中での入退場も自由です。ただし、未就学児入場不可、照明、音響は通常公演と一緒です。 )
◯=「ポータブル字幕機提供」実施(要予約)
会場:プレイハウス
フェイ・ドリスコル『Weathering』
10月10日(金)19:00 / 10月11日(土)20:00 ★ / 10月12日(日)16:00 ◎
★=開演前、関連ワークショップあり *詳細は後日発表。
◎=「音声ガイド」実施(要予約)
会場:シアターイースト
『Mary Said What She Said』
10月10日(金)19:00 / 10月11日(土)14:00 / 10月11日(土)18:00 / 10月12日(日)14:00 ○
◯=「ポータブル字幕機提供」実施(要予約)
会場:プレイハウス
ハンダ・ゴテ・リサーチ&ディベロップメント『第三の手』
10月17日(金)18:00 / 10月18日(土)15:00 ★ / 10月19日(日)15:00
★=開演前、オブジェクトシアターに関するレクチャーあり
会場:プレイハウス
フォースド・エンタテインメント『Signal to Noise』
10月17日(金)19:45 / 10月18日(土)19:00 / 10月19日(日)13:00 ◎
会場:シアターイースト
ユーバランス
2025年10月24日(金)15:30〜21:00(予定)
2025年10月25日(土)14:30〜21:00(予定)
会場:シアターイースト、アトリウム、ロワー広場
※有料の劇場ツアーを予定。詳細は後日発表。
うたうははごころ 『劇場版☆歌え!踊れ!育て!ははごころの庭〜子供服は輪廻です〜』
10月25日(土)14:00 ▲♢ / 10月26日(日)11:00 ▲♢ / 10月26日(日)14:00 ▲♢
▲=リラックス・パフォーマンス
♢=舞台手話通訳
※開演から30分間「子供服は輪廻ですフリーマーケット」開催
※本編は開演30分後より開始
会場:シアターウェスト
シャヴィエ・ボベス『やがて忘れてしまうもの』
10月28日(火) 12:00/16:00/19:00
10月29日(水) 12:00/16:00/19:00
10月30日(木) 12:00/16:00/19:00
10月31日(金) 12:00/16:00/19:00
11月1日(土) 12:00/16:00/19:00
11月2日(日) 12:00/16:00/19:00
11月3日(月・祝) 12:00/16:00/19:00
会場:シアターウェスト ほか
[関田育子]『undertake』
10月31日(金)19:00 ★ / 11月1日(土)18:00 ★ / 11月2日(日)13:00 ★ / 11月2日(日)19:00 ★ / 11月3日(月・祝)12:00 ★ / 11月3日(月・祝)16:30
★終演後に30分程度のアフタートークを予定
会場:シアターイースト
ダミアン・ジャレ×名和晃平『Planet[wanderer]』
11月1日(土)15:00 / 11月2日(日)15:00 / 11月3日(月・祝)15:00 ◎
◎=「音声ガイド(タッチツアー付き)」実施(要予約)
会場:プレイハウス
アリエル・ドロン『オブジェクトシアターワークショップ/プロフェッショナル編』
ワークショップ:10月28日(火)~11月1日(土)各日10:30~16:30(全5回)
成果発表:11月1日(土)18:00~20:00
会場:シアターウェスト
アリエル・ドロン『オブジェクトシアターワークショップ/実験体験編』
11月3日(月・祝)13:00~16:00
会場:シアターウェスト
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT] × 舞台芸術祭「秋の隕石」
FutureIdeationsCampVol.7|SuperSoberShamanism:同期・共在・模倣を演劇とテクノロジーの両岸から考える
<キャンプ>
開催日時:10月1日(水)〜10月12日(日)11:00〜19:00頃(予定)
会場:東京芸術劇場 アトリエウエスト、ギャラリー2
※参加者に向けた事前説明会を9月9日(火)にオンラインで実施します。
▼参加方法
参加申込受付期間:2025年7月23日(水)〜8月31日(日)
定員:20名程度 ※応募内容による選考を行います。
参加費:無料
カリキュラム・応募要項の詳細はCCBTのWebサイトへ
<成果発表・成果展示(一般公開)>
成果発表:10月12日(日)14:00~17:00
成果展示:10月15日(水)〜10月19日(日)各日13:00〜19:00 ※最終日は17:00まで
会場:東京芸術劇場 アトリエウエスト
料金:無料(予約方法の詳細は後日公開)
山口遥子レクチャー『現代オブジェクトシアターへのクイックガイド』
10月18日(土)13:00~
会場:シンフォニースペース
チケット情報
※プログラムによって取扱プレイガイドが異なりますのでご注意ください。
<チケット発売期間>
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」セット券販売
7月26日(土)10:00~7月31日(木)23:59
※舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式オンラインチケットでのみ取扱
対象演目の中から3演目を選択しまとめて買うと、一般料金の30%OFFの値段で買える
セット券です。
セット券対象演目:
・岡田利規 ダンス作品兼演劇作品『ダンスの審査員のダンス』
・Shakespeare’s Wild Sisters Group × 庭劇団ペニノ『誠實浴池 せいじつよくじょう』
・フェイ・ドリスコル『Weathering』
・ハンダ・ゴテ・リサーチ&ディベロップメント『第三の手』
・フォースド・エンタテインメント『Signal to Noise』
・ユーバランス
・うたうははごころ『劇場版☆歌え!踊れ!育て!ははごころの庭〜子供服は輪廻です〜』
・[関田育子]『under take』
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式オンラインチケット先行販売
8月2日(土)10:00~8月6日(水)23:59
※舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式オンラインチケットでのみ取扱
一般発売
8月7日(木)10:00~
<チケット取扱>
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式オンラインチケット
https://piagettii.s2.e-get.jp/meteo/pt/
東京芸術劇場ボックスオフィス
・電話 0570-010-296
※9/5まで(土日祝日を除く10:00~17:00)、9/6以降(休館日を除く10:00~19:00)
※国際電話および一部のIP及びプリペイド式携帯電話などからはご利用いただけません。
・WEB https://www.geigeki.jp/t/
※24時間受付(メンテナンスの時間を除く)
・窓口
※休館中のため、窓口販売は9/6(土)より再開いたします。
※9/6以降(休館日を除く10:00~19:00)
チケットぴあ
・https://w.pia.jp/t/autumnmeteorite/
・セブン-イレブン
イープラス
・https://eplus.jp/autumnmeteorite2025/
・ファミリーマート店舗Famiポート
ローソンチケット
・https://l-tike.com/autumnmeteorite/
・ローソン、ミニストップ店舗 Loppi
カンフェティ
・https://www.confetti-web.com/
・050-3092-0051(平日10:00~17:00)
Peatix
・https://autumnmeteorite-2025.peatix.com