広瀬すず×石川慶『遠い山なみの光』1950年代の長崎の日常を切り取った場面写真が解禁

9月5日（金）に全国公開される映画『遠い山なみの光』の新たな場面写真が公開された。

ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロのデビュー作である同名小説を原作に、終戦80周年となる2025年に日英合作の映画として全国公開される同作は、1950年代の長崎と1980年代のイギリスが舞台。日本人の母とイギリス人の父を持ち、大学を中退して作家を目指すニキは、長崎で原爆を経験し戦後イギリスへ渡り、苦楽を共にした長女を亡くした母の悦子の半生を作品にしたいと考える。ニキに乞われて悦子はずっと口を閉ざしてきた過去の記憶として長崎のひと夏の思い出を語り始めるが、ニキは次第にその物語の食い違いに気づき始めるというヒューマンミステリーとなっている。監督は『ある男』や『蜜蜂と遠雷』などの石川慶。

メインキャストとして、長崎の悦子を広瀬すず、悦子が長崎で知り合うミステリアスな女性・佐知子を二階堂ふみ、イギリス時代の悦子を吉田羊、ニキをカミラ・アイコ、悦子の夫・緒方二郎を松下洸平、父親・誠二を三浦友和が演じる。さらに、日本パートには柴田理恵、渡辺大知、子役として鈴木碧桜が出演することも明らかになっていた。　

場面写真として解禁されたのは、1950年代の長崎で暮らす悦子と緒方二郎の日常が垣間見えるショットや、佐知子と娘・万里子が連れだってどこかを見つめる様子など全11点。うどん屋の藤原役の柴田理恵、高校教師の松田重夫役の渡辺大知の姿も収められている。