イギリスのロックバンド、Oasisの公式インタビュー集『Supersonic: The Complete, Authorised and Uncut Interviews』の翻訳書籍『スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー』が6月25日(水)に刊行される。
同書はOasisの核であるノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)とリアム ・ギャラガー(Liam Gallagher)の兄弟を中心に、バンドメンバーや家族、関係者らが、生い立ちやバンド結成秘話、曲作りの方法、インスピレーション、日本を含む海外公演での破天荒エピソード、スターダムへの道、メンバー間の仲違いなどを赤裸々に語っているもの。ノエルには16時間超え、リアムには12時間超えの取材が行われており、1600回以上の「Fワード」を含む発言を完全ノーカットで収録。全696ページの内容となる。
発売に先駆け、第1章「おれらがガキのころ」から第55章「後悔はない」までの目次や、原稿の一部も公開された。翻訳は『フレディ・マーキュリー 写真のなかの人生』なども手掛けた川崎大助が担当した。
リアム ノエルは――オタク、兄貴、仲間。みじめなろくでなし。おかしな○○○○野郎、おかしくて、みじめな……死ぬほど奴を愛してるよ。ああ。おれがいなきゃ、あいつはいまのあいつじゃなかったぜ。
――第41章「兄と弟」より(実際の書籍では全て伏字なしで表記)
ノエル おれはリアムを愛してないし、嫌いでもない。おれらはただの家族で、家族ってのは、それぞれ違うもんだ――家族ってのは、気のきいた一言でまとめられるものじゃない。母さんは自分にとってどんな意味があるか? それは○○○○○に複雑すぎる質問だ。父さんは自分にとってどんな意味があるか? インタヴューで答えられるようなもんじゃない。愛してるって言うのは簡単さ。でもおれは、なにが愛だか知ってる。おれは妻を愛してる。それが愛だとしたら、おれはたしかにリアムを愛してない。おれが言ってること、わかるかな? 同時におれは、奴を嫌いでもない。そのちょうど真ん中のあたりに小さな場所があって……おれは奴らのクソを許容する。その逆もある。




『スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー』

著者:oasis
編者:サイモン・ハルフォン
訳者:川崎大助
発売:株式会社光文社
発売日:2025年6月25日(水)※電子書籍は同日発売予定
定価:本体3,600円+税
判型:四六判ソフトカバー
ページ数:696ページ(予定)
【予約販売ページ】
アマゾン(アマゾン限定特典・スマホ待ち受け画像つき)
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