企画展『ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠』が、5月29日(木)に東京・丸の内の三菱一号館美術館で開幕。9月7日(日)まで開催される。
同展は、フランス・パリのオランジュリー美術館がピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)とポール・セザンヌ(Paul Cézanne)に同時に焦点を当てて企画 / 監修した世界巡回展の日本展として行われている。南フランスのプロヴァンスにゆかりのあるルノワールとセザンヌの作品に加え、ふたりに影響を受けたパブロ・ピカソ(Pablo Ruiz Picasso)らの作品計52点から、後世に与えた影響やモダン・アートの原点を探る内容となっている。



一部をのぞきほぼすべての作品の写真撮影が可能な同展では、展示関連の施策や、関連する施設、他企画展とのコラボレーションを実施。窓口でのチケット購入ではカラーコーデ割引「Pink / Blue」を実施し、ピンクかブルーの服装で来館すると観覧料が100円割引、ピンクとブルーのコーディネートで来館すると200円割引になる。音声ガイドは声優の羽多野渉がルノワール役、細谷佳正がセザンヌ役を務め、ふたりの生涯を音声からも紐解く。また、プロヴァンス生まれのライフスタイルコスメティックを展開するメゾン「ロクシタン(L’OCCITANE)」とのコラボも行われ、フレグランスシリーズによる香りの演出が楽しめる。

美術館のミュージアムショップ「Store 1894」では、会期中限定でオリジナルグッズを販売。日本会場オリジナル図録や、ステッカー、ポップアップメモ、ドリップコーヒー、チャーム付きボールペン、トートバッグ、Tシャツなどが販売される。さらに、併設の「Café 1894」では、展覧会にちなんだランチ / ディナー / デザートメニューを堪能することができる。




チケットは当日券を販売中。東京・上野の国立西洋美術館で10月25日(土)から2026年2月15日(日)まで開催される企画展『オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語』との連動チケットや、「夏休み丸の内ご近所企画」と題された近隣施設である静嘉堂文庫美術館とのイベントチケット、毎月第2水曜日17時以降のみの「マジックアワーチケット」なども取り扱っている。
NiEW編集部からのひとこと
色々情報がまとめられていますが、私が一番気になったのはカラーコーデ割引。読みながらピンクとブルーが使われている手持ちのシャツが浮かんで、着ていく服があっさり決まりました。
上野との連動チケットも、うまく会期を合わせつつ展示の角度は少し異なっているようなので、総じてなかなか面白い鑑賞体験ができそうだなあと思います(編集部・山本)
『ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠』

会期|2025年5月29日(木)~9月7日(日)
開館時間|10:00~18:00( 祝日を除く金曜日、第2水曜日、9月1日~9月7日は20時まで)
※入館は閉館の30分前まで
【夏の特別夜間開館】8月の毎週土曜日も20時まで開館します。
休館日|月曜日 但し、祝日の場合、トークフリーデー[6月30日、7月28日、8月25日]、9月1日は開館
主催|三菱一号館美術館、オランジュリー美術館、オルセー美術館、日本経済新聞社
後援|在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
協賛|DNP大日本印刷