7月4日(金)に公開される映画『夏の砂の上』の本予告映像が解禁された。
第50回読売⽂学賞で戯曲・シナリオ賞を受賞した松⽥正隆による同名戯曲を原作に、演出家・⽟⽥真也の監督 / 脚本で映画化する同作。原作となった戯曲は、平⽥オリザが1998年に舞台化して以降、複数回舞台で上演されており、⽟⽥も⾃⾝の劇団「⽟⽥企画」で2022年に上演歴がある。
⾬が降らない夏の⻑崎を舞台とする物語は、息⼦を亡くした喪失感から⼈⽣の時間が⽌まり、妻に⾒限られた主⼈公と、妹が置いていった17歳の姪との突然の共同⽣活からはじまる。それぞれが愛の痛みと向き合いながら、夏の砂のように乾き切った⼼に、⼩さな希望の芽を⾒つけていく姿を描く、切なさと温かさが交錯する内容となっている。
主人公の⼩浦治役をオダギリジョー、⽗親の愛を知らずに育った治の姪・優⼦役を髙⽯あかり、治の妻・⼩浦恵⼦役を松たか⼦が務める。さらに、男の元へはしる治の奔放な妹・阿佐⼦役を満島ひかり、優⼦のバイト先の先輩で、優⼦へ好意を寄せる⽴⼭役を⾼橋⽂哉、治が働いていた造船所の同僚・陣野役を森⼭直太朗、同じく同僚の持⽥役を光⽯研が演じている。
予告映像は、蝉の声が鳴り響く中「あたしは一体なんやったとね」「なんやったとやろか」という治と恵子の夫婦の会話からはじまる。その後、治の妹・阿佐子が「この子を預かって欲しい」と言い残して優子を置いて去っていく場面、新しい職につかず陣野から「情けない」と言われて激しく反発する治、優子が立山から「好きかもしれん」と言われて戸惑うシーンなど、治と優子を中心とし、柔らかくもヒリヒリとした人間関係が繊細におさめられたものとなっている。
『夏の砂の上』

出演:
オダギリジョー
髙⽯あかり 松たか⼦
森⼭直太朗 ⾼橋⽂哉 篠原ゆき子/満島ひかり
斉藤陽一郎 浅井浩介 花瀬琴音
光⽯研
監督・脚本:玉田真也
原作:松⽥正隆(戯曲『夏の砂の上』)
音楽:原摩利彦
製作・プロデューサー:甲斐真樹 共同プロデューサー:オダギリジョー
製作:映画『夏の砂の上』製作委員会 製作幹事・制作プロダクション:スタイルジャム
配給:アスミック・エース
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7月4日(金)全国公開