4月18日(金)に公開される映画『KIDDO キドー』(原題:KIDDO)の日本版予告と新場面写真が公開された。
『ベルリン国際映画祭』に正式出品された同作は、オランダの脚本家 / 映画監督であるザラ・ドヴィンガーによる初の長編映画。オランダからポーランドへと続くロードサイドを舞台に「母と娘のちょっぴりビターな逃避行」が繰り広げられる。
主人公となるのは、児童養護施設で暮らす11歳の少女・ルーと、自称ハリウッドスターの母親・カリーナ。「ポーランドのおばあちゃんのところへ行く」と告げ、ルーを勝手に施設から連れ出したカリーナは、ふたりがずっと一緒にいるための計画を実行するために、おんぼろの愛車・シボレーを走らせる。破天荒な言動を見せるカリーナに戸惑いながらも、母についていくルー。ふたりによる危うさと脆さが漂う逃避行が繰り広げられる同作は、『ANORA アノーラ』で第97回アカデミー賞の監督賞を受賞したショーン・ベイカーが「子どものような好奇心と大人のリアリティに満ちた見事なデビュー作!」と絶賛するロードムービーとなっている。
日本版予告は、待ちきれない様子で児童養護施設のドアを開けたルーに、カリーナが「お嬢ちゃん(キドー)」と呼びかけるシーンから始まる。前半では「必ず迎えに来る」とカリーナが幼いルーに約束する場面や、「私はずっとひとりだった」などとカリーナがルーに打ち明ける様子が収められている。後半では、ダスティ・スプリングフィールドの”Stay Awhile”が流れる中、「人生はゼロか100かよ、お嬢ちゃん(キドー)」や「私たちはボニーとクライド」などのカリーナの印象的な台詞や、ふたりが浜辺を駆け回る姿、恐竜のオブジェがある公園を訪れるシーン、サングラスとかつらで変装する様子などが映し出されている。
『KIDDO キドー』

監督:ザラ・ドヴィンガー
出演:ローザ・ファン・レーウェン、フリーダ・バーンハード、マクシミリアン・ルドニツキ、リディア・サドウカ 他
原題:KIDDO|オランダ|2023年|91分|カラー|オランダ語・英語・ポーランド語|フラット|5.1ch|PG1
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日本語字幕:近田レイラ|字幕監修:松本俊|後援:オランダ王国大使館、ポーランド広報文化センター|配
給・宣伝:カルチュアルライフ
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2025年4月18日より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺、京都シネマほか全国順次ロードショー