日本×台湾共同製作による映画『キャンドルスティック』が7月4日(金)に公開されることが決定し、特報映像が解禁された。
日本、台湾、イラン、ハワイの4か国6都市を舞台とする同作は、罠にはめられ、すべてを失った元天才ホワイトハッカー・野原が、「金融市場の番人」である難攻不落のAIを騙し、FX(外国為替証拠金取引)市場で大金を手に入れることを目論むマネーサスペンス。主人公の野原役は阿部寛が務めた。野原の計画をサポートするFXトレーダーの杏子を菜々緒、杏子の元夫で数学者の功を津田健次郎が演じる。そのほかにも台湾のアカデミー賞と言われる金馬奨で主演女優賞を獲得したこともあるアリッサ・チア、『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』で役所広司とも共演経験のあるリン・ボーホンという台湾の実力派や、サヘル・ローズ、YOUNG DAIS、マフティ・ホセイン・シルディ、デイヴィッド・リッジスら国際色豊かな面々が参加している。
原作は川村徹彦の小説『損切り:FXシミュレーション・サクセスストーリー』。タイトルの『キャンドルスティック』はFXや株取引などで値動きを表す「ローソク足」を意味する。監督は、GUCCIやユニクロの広告映像ディレクションやミュージックビデオなどを手掛けてきた米倉強太。同作が初監督映画となる米倉は、元『MEN’S NON-NO』専属モデルで、同じ出自を持つ阿部寛の後輩にあたる。阿部と米倉からのコメントも発表された。
阿部寛コメント
今回のお話を頂いた際、ちょうど新たな挑戦を求めていた時期でした。同じメンズノンノ出身の米倉監督という才能ある映像作家とご一緒できると知り、大変興味を惹かれました。 本作は、日本、台湾、イラン、ハワイの4カ国を舞台に展開するスケールの大きなサスペンスです。国際色豊かなキャストとともに、国境を超えた物語の奥行きを体感しながら撮影に臨みました。 菜々緒さんとの初共演も非常に刺激的で、監督が描く「ネットワークが生む新たな世界観」の中で、どのように物語が紡がれていくのか、撮影を重ねるごとに期待が高まりました。完成を楽しみにしていますし、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。米倉強太監督コメント
二年前の深夜にプロデューサーの小椋悟さんから、日本、台湾、イランの3カ国共同制作の作品を作らないか?と突然の電話を頂いた事から始まった僕の初めての長編監督作品。日本映画を代表するプロデューサーの方々、そしてメンズノンノの大先輩(先輩と呼ぶのも気が引けてしまいます)阿部寛さんを中心とした3カ国の俳優の方々の力をお借りして、3カ国を駆け抜ける素晴らしい映画が完成しました。
阿部寛さん演じる野原を中心に巻き起こる台風は日本を飛び越えネットワークを通じて世界中に広がっていく。
次々と現れる人物と刻一刻と変化する人間模様を楽しんで頂けると思います。
『キャンドルスティック』
7月4日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー
原作:川村徹彦「損切り:FXシミュレーション・サクセスストーリー」
監督:米倉強太 脚本・チーフプロデューサー:小椋悟
出演:阿部寛、菜々緒、サヘル・ローズ、津田健次郎、YOUNG DAIS、マフティ・ホセイン・シルディ、デイヴィッド・リッジス、リン・ボーホン、アリッサ・チア
製作:ジャズフィルム、ジャズインベストメント 配給:ティ・ジョイ 協力:台北101
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