幾何学おばけの舞台『なんとかなるんじゃないすかね』が12月20日(金)から22日(日)まで、東京・池袋のスタジオ空洞で上演される。
幾何学おばけは、パキケファロ長崎と日和しいによって、2021年11月に設立されたユニット。演劇を中心に、少し不思議で奇怪な体験を届けることを目的にしている。
同公演は、色んなことを諦めるようになった「私」が、新卒で入った会社の新しい工場の建設用地の候補となった故郷を数年ぶりに訪ねたところ、視界の端にいるはずのない「彼女」の人影が映り、どうにもならなかったあの日の記憶が蘇るというストーリーとなっている。
脚本を務めるのは、藤田恭輔(かるがも団地)とパキケファロ長崎。長崎は演出も務める。出演者には、日和のほか、寺杣風花(劇団いいのか・・・?)、ひろなかたけと(ネムノキ)、藤井陽平、松下芽萌里、水口昂之(劇団肋骨蜜柑同好会)が名を連ねている。

社会に出てから、演劇活動を始めてから数年が経ち、公私ともに「なんとかなる」ことが多くなりました。
経験であったり、信頼できる人との関係性の構築であったり、そういったものが得られた結果、
自ずと問題解決のための知識や手段が自分の中に蓄積していったのだと思います。些細な問題であれば、さほどうろたえることなく、上手く片付けることができるようになってきました。
ただ一方で、それは「なんとかなっている」というだけで、順風満帆に物事が進んでいたわけではないということを、
問題の解決後につい忘れてしまうことがあります。今回の作品はホラーという枠組みを取ってはいますが、
幾何学おばけ 演出・パキケファロ長崎
現実に潜む「なんとかなったはずのもの」によって背筋を凍らされるようなお話です。
幾何学おばけ 企画公演 『なんとかなるんじゃないすかね』
脚本:藤田恭輔(かるがも団地)・パキケファロ長崎
演出:パキケファロ長崎
■あらすじ
「まぁ、なんとかなるんじゃないすかね」
色々なことを諦めるようになって、目を瞑るようになって、
そうやって日々をやり過ごしていくことが、当たり前になった。
新卒で入った会社で働き続けて早5年。
会社の新しい工場の建設用地として、私の故郷に白羽の矢が立った。
富士山を臨み、水田が広がる、小さな町。
私は数年ぶりに、この町の澄んだ空気を吸っている。
ふと、視界の端にいるはずのない彼女の人影が映った。
なんとかなると自分に言い聞かせたあの日、どうにもならなかったあの日の記憶。
■出演
寺杣風花(劇団いいのか・・・?)
ひろなかたけと(ネムノキ)
藤井陽平
松下芽萌里
水口昂之(劇団肋骨蜜柑同好会)
日和しい(幾何学おばけ)
■開演日時
2024年12月
20日(金) 16:00〜/19:30~
21日(土) 12:30~/16:00~/19:30~
22日(日) 12:30~/16:00〜
※開場・受付は開演の30分前となります。
■会場
スタジオ空洞
〒171-0014
東京都豊島区池袋3丁目60-5 B1F
池袋駅西口から徒歩7分
■チケット料金
一般 3,000円
学生 2,000円
高校生以下 1,000円
※当日清算 / 日時指定・全席自由
※学生、高校生以下チケットは要学生証提示
■予約フォーム(CoRichチケット!)
https://ticket.corich.jp/apply/344291
※前売券は各公演日の前日23:59まで受付
■スタッフ
脚本︰藤田恭輔(かるがも団地)・パキケファロ長崎(幾何学おばけ)
演出・音響:パキケファロ長崎(幾何学おばけ)
照明:蓮文(劇団24区)
制作・宣伝美術・衣装:日和しい(幾何学おばけ)
当日運営:す~す~(すわろす)、千世佳瑞、古川はる
■お問い合わせ
kikagakuobake@gmail.com
■SNS
公式HP:https://kikagakuobake.jimdosite.com/
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