ドイツ映画『システム・クラッシャー』(英題:System Crasher)が、4月27日(土)より全国順次公開となることが決定した。
題名は、あまりに乱暴で行く先々で問題を起こし、施設を転々とする制御不能で攻撃的な子どものことを指す用語から採られている。監督 / 脚本を務めたのは、長編映画デビュー作となるノラ・フィングシャイト。ホームレスのための避難所生活を追うドキュメンタリーの撮影中に「システム・クラッシャー」という存在を知ったことが、制作のきっかけとなった。
里親、グループホームなどを転々とさせられる9歳の少女・ベニーに、非暴力トレーナー・ミヒャとの山小屋での3週間の隔離療法を通して「ある変化」が起こっていく様子を描いた内容となっている。ベニー役は撮影当時10歳のヘレナ・ツェンゲル、ミヒャ役はアルブレヒト・シュッフが演じ、2020年の『ドイツ映画賞』で最優秀作品賞、主演女優賞、主演男優賞など計8冠を獲得。主演女優賞は歴代最年少での受賞となった。
日本公開の発表と同時にティザーポスターと特報映像も解禁された。特報には、ベニーが施設で問題を起こす場面、山小屋で生き生きと過ごす様子、悲痛な表情で「ママ!」と叫ぶ姿などが収められている。
システム・クラッシャー
監督・脚本:ノラ・フィングシャイト 撮影:ユヌス・ロイ・イメール 音楽:ジョン・ギュルトラー
出演:ヘレナ・ツェンゲル、アルブレヒト・シュッフ、リザ・ハーグマイスター、ガブリエラ=マリア・シュマイデ
原題:Systemsprenger 英題:System Crasher 日本語字幕:上條葉月 後援:ゲーテ・インスティトゥート東京
提供:クレプスキュール フィルム、シネマ サクセション 配給:クレプスキュール フィルム
[2019年/ドイツ/ドイツ語/カラー/125分/ビスタ]
■コピーライト © 2019 kineo Filmproduktion Peter Hartwig, Weydemann Bros. GmbH, Oma Inge Film UG (haftungsbeschränkt), ZDF
■公式HP http://crasher.crepuscule-films.com