ホンマタカシの個展『東京郊外→オリンピア』が東京・六本木のTARO NASUにて1月13日(土)から2月10日(土)まで開催される。
ホンマタカシは1962年に東京都に生まれた写真家 / 映像作家。広告制作会社ライトパブリシティや、ロンドンでの活動を経て、雑誌、広告、映画など幅広い分野で活躍。1999年に『第24回木村伊兵衛写真賞』を受賞した写真集『東京郊外 TOKYO SUBURBIA』をはじめ、数多くの写真集、著書を発表している。
TARO NASUでの7回目の個展となる同展は、都市東京が主題の作品群が集められる。ぬるま湯の幸福に浸るかのような東京の情景を淡々とうつしだし、ホンマタカシの名を一躍世界に知らしめた『東京郊外 TOKYO SUBURBIA』の作品と、『東京2020オリンピック』に向け変化する街を2015年から6年間撮影した、雑誌『Casa BRUTUS』の連載企画「TOKYO NEW SCAPES」の作品を同じ空間に展示。東京という怪物的な都市の変貌が表され、平穏な日常が終焉を迎えたその先にカメラが捉えたものや、オリンピックが東京に刻んだ歴史が問いかけられる。

同展と一部会期が重なる1月21日(日)までは、東京・恵比寿の東京都写真美術館にて『即興 ホンマタカシ』展も開催中。こちらは建築物の一室をピンホールカメラに仕立てて世界各地の都市を撮影したシリーズ作品『THE NARCISSISTIC CITY』を中心に、ここ10年で制作された約50点の作品が展示されており、両展を鑑賞することでホンマの作品世界の広さを感じられる期間設定となっている。
東京郊外→オリンピア
ホンマタカシ | Takashi Homma
2024年1月13日(土) – 2月10日(土)
火-土 11:00-19:00 日月祝 休
*reception for the artist : 1月13日(土) 17:00-19:00