映画『サントメール ある被告』が、7月14日(金)に公開される。
第79回ベネチア国際映画祭で銀獅⼦賞と新⼈監督賞を獲得し、第94回アカデミー賞国際⻑編映画部⾨のフランス代表にも選出された『サントメール ある被告』。フランスで2016年に実際に起こった事件の裁判を題材としており、実際の裁判記録がそのままセリフとして使われている。
同作は、フランス北部の町、サントメールで起こった裁判を巡る物語。女性作家・ラマが傍聴した裁判では、生後15ヶ月の娘を海辺に置き去りにして殺したとする女性、ロランスが殺人罪の被告人として問われていた。真実が判明しない中、ラマはロランスの母親と知り合う。裁判を通じて、ラマが自分自身にも向き合う作品となっている。
監督を務めるのは、2021年のドキュメンタリー作品『私たち』などで知られるアリス・ディオップが務める。アリスは今作で初めてドキュメンタリー作品以外の長編映画を制作した。ラマ役はカイジ・カガメ、ロランス役はガスラジー・マランダがそれぞれ演じている。
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