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『フジロック』の音楽が仲間との絆を深めた
タカノ:『フジロック』には、そうした伝説のようなシーンがいくつもありますよね。七海さんにとっての「フジロック伝説」をひとつ教えていただけますか?
七海:2022年のRED MARQUEEでの小袋成彬さんのステージですね。マイメンの服部恭平、小松紘大と3人で行ったのですが、音がとても心地よくて、感動していたら、隣からすすり泣くような音が聞こえてきました。最初は音楽の演出かと思ったのですが、服部くんが大号泣していて。失恋したばかりだったそうで、小袋さんの歌に色々な感情が重なってしまったようです。お客さん全体が熱唱している中で、私たち3人でハグし合って、絆が深まった瞬間でしたね。
タカノ:まさに青春の1ページのようですね。
Celeina:そうした体験ができるのも、『フジロック』ならではですね。やはり、誰と一緒に行くかは大切でしょうか?
七海:とても大切だと思います。晴れて暑かろうと、雨に打たれようと、誰と行くかで楽しさが大きく変わると思います。
Celeina:確かに、つらいことも笑いに変えられる仲間がいれば、見える景色や思い出も変わりますよね。
タカノ:人と人の距離を縮める、まさに『フジロック』の魅力といえるようなエピソードですね。