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ドラマ『リブート』レビュー 特殊設定と鈴木亮平の演技で気付いた「人間性の滲み方」

2026.2.22

#MOVIE

©TBS
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「裏社会監修」による裏社会描写のリアリティ

合六亘(北村有起哉)を中心とした裏社会の面々©TBS
合六亘(北村有起哉)を中心とした裏社会の面々©TBS

本作の主な舞台は、いわゆる裏社会だ。街のケーキ屋のパティシエとして穏やかな生活を送っていた早瀬陸(松山ケンイチ)は、2年半も行方不明だった妻・夏海(山口紗弥加)が白骨化遺体で見つかったことで、殺人事件と裏社会の事情に巻き込まれることになってしまう。何者かの策略により殺人事件の容疑者となった陸。警察に追われる彼を救おうとした刑事・儀堂歩(鈴木亮平)の指定した場所に行くと、そこには何者かによって刺された儀堂が。このままでは、2人を殺した罪で死刑になりかねない陸は、裏社会で夏海の後任として資金管理を行っていた幸後一香(戸田恵梨香)の手引きのもと、顔を変えて儀堂になりすます(=リブート)ことに。

夏海と一香は、表向きは経営者でありながら、裏社会のダークバンカーとして資金洗浄を行う合六亘(北村有起哉)の元で働いており、儀堂は合六に警察の情報を流して対価を受け取る悪徳刑事だった。第1話から第3話では、合六の元から消えた現金10億円を巡り、儀堂にリブートした陸や、合六の元で働く悪徳弁護士・海江田勇(酒向芳)が追い詰められる展開となった。

本作には、「裏社会監修」としてバラエティ番組『クレイジージャーニー』(TBS系)などでお馴染みのジャーナリスト・丸山ゴンザレスが参加している。経営者・合六や弁護士・海江田など、表社会で生きる一般人に偽装した裏社会の住人たちの姿や、影に潜む国際的な組織、それぞれの組織に潜入するスパイなど、現実味を感じさせる設定が随所にあり、裏社会の事情を覗き見する背徳感が味わえるのも、監修によるリアリティある設定があってこそだろう。本作は、パティシエなど市民の穏やかな生活の裏側に大きな闇が潜んでいる可能性を、設定から示唆しているのかもしれない。

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