ロームシアター京都にて、開館10周年記念事業として、KAAT 神奈川芸術劇場プロデュースによる音楽劇『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』が3月21日(土)から上演される。
同作は、劇作家 / 演出家の岡田利規(チェルフィッチュ)と、作曲家 / ギタリスト / ダクソフォン奏者の内橋和久による、現代演劇と現代音楽が融合したシリーズで、能の形式である「夢幻能」を現代的に応用し、社会的な要因によってついえてしまった「夢」を抱える存在を、現代の「幽霊」や「怪物」として描き出す。今回上演される「珊瑚」は沖縄の辺野古を舞台にした基地問題を、「円山町」は都市開発の狂騒の陰にある物語をテーマにしており、それぞれが現代の鎮魂の物語(レクイエム)として構築されている。
出演には、アオイヤマダ、小栗基裕(s**t kingz)など、卓越した身体性と表現力を持つキャストが集結。音楽監督でもある内橋和久の即興演奏に加え、里アンナの謡(うた)で幽玄な世界観を立ち上げる。
「未練の幽霊と怪物」について
社会とその歴史は、犠牲者としての未練の幽霊と怪物を、
ひっきりなしに生み出して来て、今だって生み出し続けています。
わたしたちはそれら幽霊や怪物のことを見ないこと忘れてしまうことを、
その気になればできちゃうし、そのほうが快適な向きは確かにある。
でもそれらに、つまり直視しないこと忘却することに、抗うために、
能という演劇形式が持つ構造を借りて、音楽劇を上演します。
岡田利規
タイトル:KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』
2026 年 3 月21日(土)19:00 開演/ 3 月22日(日)14:00 開演
作・演出:岡田利規
音楽監督:内橋和久
出演:アオイヤマダ 小栗基裕(s**t kingz)/
石倉来輝 七瀬恋彩 清島千楓 /
片桐はいり
謡手:里アンナ 演奏:内橋和久