4月10日(金)より2週間限定で全国リバイバル上映される映画『かもめ食堂』の応援コメントが公開された。
群よう子の同名小説を原作に、荻上直子が監督を務めて2005年に製作された同作。フィンランドのヘルシンキにオープンした小さな食堂を舞台に、3人の日本人女性とフィンランドの人々の穏やかで温かい日常を描き、日本の北欧ブームを牽引する人気作となった。主人公のサチエ、ミドリ、マサコを演じたのはそれぞれ小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ。
今回、2006年の劇場公開から20周年を記念し、Filmarksのリバイバル上映プロジェクトにて、全国の劇場で上映されることが決定。荻上監督、小林、片桐、もたいをはじめ、同作のアソシエイトプロデューサーを務めた森下圭子、フードスタイリスト・飯島奈美、フォトグラファー・高橋ヨーコ、グラフィックデザイナー・井上庸子、画家・牧野伊三夫、グラフィックデザイナー・大島依提亜ら、製作関係者全10名からの応援コメントが公開された。
荻上直子(映画監督)
20年後のかもめ食堂。きっと20年分歳を取ったサチエさんがカウンターの中にいて、あの笑顔でいらっしゃいって迎えてくれて、たぶんミドリさんは放浪のひとり旅に出ていて不在、まさこさんは気が向いた時にだけ気ままにパートで手伝っている、そんな様子が目にうかぶ。20年後のワタシ、すっかりババアになりました。
小林聡美(俳優) <サチエ 役>
20年ぶりに映画館で上映される『かもめ食堂』は
きっと懐かしい景色でいっぱいです。
ヘルシンキの青い空、涼しい夏の風、街を行く路面電車。そしてデカいかもめ。
美味しそうなゴハンもきっとあなたのお腹を鳴らすでしょう。
サチエ、ミドリ、マサコ三人でお待ちしています。
たっぷり楽しんでください。
片桐はいり(俳優) <ミドリ 役>
20年前、ほぼ中年女性しか出てこないこの映画が、こんなにたくさんの人に観ていただけるとは思いませんでした。調子にのって、きっとこれからは中高年女性が大活躍する映画がもっともっとできるにちがいない!なんて期待したけど、そうでもなかった。だから今でもこうして楽しみにしていただけるのでしょう。どうぞこの機会、スクリーンでお見逃しなく。
もたいまさこ <マサコ 役>
明るい光と、深くて静かな風を感じる、ヘルシンキはそんな街でした。
何だか自由だなあと、シンプルに思った時間でした。
20年たったいま、そんな空気感を感じていただけたら、それだけで幸せです。
森下圭子(『かもめ食堂』アソシエイトプロデューサー/フィンランド在住)
映画公開を機に、ヘルシンキで日本の人を多く見かけるようになった20年前。当時、日本人女性の一人旅をフィンランドの人たちが驚いていたのをよく覚えています。日本人女性のイメージってそうなのか…。周囲や自分が思うよりも、ずっと多くの可能性と自由を私たちは持っている。それはこの映画の制作中にも実感していたことでした。
飯島奈美(フードスタイリスト)
「かもめ食堂」を観ると、小林聡美さん演じるサチエさんの包容力に癒され、あたたかいエネルギーをもらえたように感じられます。フィンランドの人や街、森、インテリアや衣装、料理も美しいです。
2006年の公開から2026年の今まで、「かもめ食堂を観てフィンランドに行ってきました!」と声をかけてくださった方が、200人以上はいたと思います。新婚旅行で訪れたという方もいました。
公開後に映画を観て訪ねてきてくれたスタッフたちは、今も多くの作品を一緒に作っています。「かもめ食堂」は、そんなふうに人と人をつないでくれる映画だと思います。
高橋ヨーコ(フォトグラファー)
世の中の変化に戸惑った時、自分が停滞しているんじゃないかと思ったとき、それでもいいじゃないの?とそっと言ってくれそうな、なんならほっといてくれそうな、そんなふうに思った映画でした。20年経ってもほっといてくれそうな気がします。
井上庸子(グラフィックデザイナー)
かもめ食堂のメニューと店名のサインなどに参加させていただきました。
メニューの絵と字は牧野さん。(映画ではミドリさんが)
かもめの絵が決まるまで、とても時間がかかりました。「ハラゴシラエして歩くのだ。」というコピーは、
小林聡美さんの存在とともに、ずっと好きです。
牧野伊三夫(画家)
落書きのようなカモメの絵はアートディレクターの井上庸子さんから依頼され、フィンランドのカモメをボールペンで描いたものだ。日本のより、足がちょっと太い。あれから20年も経つというのに、いまもときどきカモメを描いてほしいという人がいて、絵を渡すと、目をキラキラかがやかせる。自分もふくめ、当時観た人や、まだ幼かった人たちは映画館での集団鑑賞で、いまなにを感じるだろうか。
大島依提亜(グラフィックデザイナー)
まさか『かもめ食堂』のパンフレットまでリバイバルされるとは、自分でも思ってもみませんでした。この作品ではパンフをはじめ、いくつかのアイテムに関わらせていただきましたが、自分のキャリアや考え方を大きく変えた大切な作品です。変わらないことで変化する──映画の主題とこの仕事を通して、今もなお多くを学ばせてもらっています。
『かもめ食堂』公開情報
公開日:2026年4月10日(金)より2週間限定上映
公開劇場:全国78館(公開劇場は順次追加予定です)
※公開劇場は順次追加予定。公式X(@Filmarks_ticket)でお知らせいたします。
※劇場により、上映日・上映期間が異なります。
配給:Filmarks、日活
【公開劇場】
【追加劇場】
[兵庫]元町映画館(5/2〜※フィルム上映)
[佐賀]シアター・シエマ(4/25〜)
【劇場一覧】
[北海道]札幌シネマフロンティア、シネマ・トーラス(4/18〜)、イオンシネマ釧路
[宮城]MOVIX仙台、イオンシネマ石巻
[秋田]AL☆VEシアター supported by 109シネマズ、御成座
[山形]鶴岡まちなかキネマ(4/11〜)、フォーラム東根(4/17〜)
[福島]フォーラム福島
[茨城]MOVIXつくば
[栃木]MOVIX宇都宮、109シネマズ佐野
[群馬]シネマテークたかさき
[埼玉]MOVIXさいたま、イオンシネマ浦和美園
[千葉]キネマ旬報シアター(4/11〜)、イオンシネマ千葉ニュータウン、シネマイクスピアリ、イオンシネマ市川妙典
[東京]新宿ピカデリー、109シネマズプレミアム新宿(4/17〜※フィルム上映)、シネクイント、池袋シネマ・ロサ、MOVIX亀有、シネスイッチ銀座、キネカ大森、イオンシネマ板橋、109シネマズ グランベリーパーク(4/17〜)、MOVIX昭島、イオンシネマ多摩センター、アップリンク吉祥寺(4/17〜)
[神奈川]ムービル、イオンシネマ港北ニュータウン、109シネマズ川崎(4/17〜)、シネコヤ(4/11〜)、小田原コロナシネマワールド、MOVIX橋本
[新潟]イオンシネマ新潟西
[富山]ほとり座(4/18〜)
[山梨]CineYama
[長野]イオンシネマ松本、上田映劇
[静岡]静岡シネ・ギャラリー
[愛知]ミッドランドスクエア シネマ、イオンシネマ名古屋茶屋、イオンシネマ岡崎、ユナイテッド・シネマ豊橋18、ミッドランドシネマ名古屋空港
[三重]109シネマズ四日市(4/17〜)
[京都]MOVIX京都、アップリンク京都、イオンシネマ京都桂川、イオンシネマ久御山
[大阪]なんばパークスシネマ、テアトル梅田、土間シネマ(4/13〜)、イオンシネマ茨木、イオンシネマ大日、イオンシネマりんくう泉南
[兵庫]kino cinéma神戸国際、元町映画館(5/2〜※フィルム上映)、塚口サンサン劇場
[和歌山]イオンシネマ和歌山
[鳥取]シネマドア(4/17〜)
[広島]八丁座、シネマ尾道(4/11〜)
[福岡]KBCシネマ
小倉コロナシネマワールド、ユナイテッド・シネマなかま16
[佐賀]109シネマズ佐賀(4/17〜)、シアター・シエマ(4/25〜)
[長崎]シネマボックス太陽
[熊本]熊本ピカデリー
[大分]大分シネマ5(4/18〜)、日田シネマテーク・リベルテ(4/13〜)
[宮崎]宮崎キネマ館
[鹿児島]ガーデンズシネマ
※上映劇場が変更となる場合があります
※チケット販売は、各劇場にて行います
※1600円均一(各種サービスデーや他の割引サービスはご利用いただけません)
※プレミアムシート等により料金が異なる場合がございます。
映画『かもめ食堂』

映画『かもめ食堂』
2005年製作/日本/102分
https://filmarks.com/movies/9750
監督:荻上直子
脚本:荻上直子
原作:群ようこ
主題歌/挿入歌:井上陽水
出演者:
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、ヤルッコ・ニエミ、タリア・マルクス、マルック・ペルトラ
<ストーリー>
人気作家・群ようこ書き下ろしの原作を小林聡美・片桐はいり・もたいまさこ主演で映画化。フィンランドのヘルシンキにオープンした小さな食堂を舞台に、3人の日本人女性とフィンランドの人々の穏やかで温かい日常を描く。