『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』が1月16日(金)より3週間限定で全国の劇場で公開中。

2022年6月に2日間限定で公開された『有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE』をきっかけに、バラエティ番組『有吉の壁』10周年記念に向けて、「再び映画館のスクリーンを通してみんなで笑える体験を届けたい」という願いから企画されたのが今回の劇場版。
前作の『カベデミー賞 THE MOVIE』の場合は、4つの短編によるオムニバスとなっていたため、ある程度、無理な設定だとしても力業でなんとかなった。ところが今回は、先に4つのシーンを撮影し、その間のストーリーを芸人たちが構成しながら、最終的に1つの物語として接続させることを目的としている。つまり難易度は圧倒的に上がっているのだ。
さて今作は、「アドリブ大河」と言っているだけあって、とっさに出たアドリブワードに責任を持たなければならない。それがいくらスベったとしても……。例えば蛙亭のイワクラ演じる、主人公・わり井直虎の職業が団子の卸であることや、インポッシブルのえいじが苦し紛れに言った幽霊侍という設定が、ストーリーに関わってきたりするのだ。しかしその点は、割と上手くストーリーに接続されていたし、福田雄一作品のように、スベった場合の余韻も残酷に活かされている。

それらのシーンや設定を楽しめるように、11月19日(水)にテレビで放送された撮影シーンに未公開映像を加えたものや、芸人たちがストーリーを考えている様子をドラマパートの間に挿入しており、特定の放送回を観ていなくても趣旨を理解できるようには演出されている。ただ、オフィシャルYouTubeチャンネルで、もう少し踏み込んだものや追加映像が配信されているので、こちらを観ておくと、作品の解像度は上がるだろう。
そして忘れてはならないのが、同時上映の『京佳お嬢様と奥田執事~京佳お嬢様パリへ行く~』。京佳お嬢様と奥田執事というのは、2024年1月8日(月・祝)放送の『有吉の壁』の中で行われた「おもしろ千客万来の人選手権」で誕生した、ぱーてぃーちゃんの金子きょんちぃとガクテンソクの奥田修二が演じるキャラクターだ。
ギャルと執事という組み合わせが、思わぬ反響を呼び、TikTokとYouTube配信用にショートドラマ化もされ『月刊コミックジーン』でコミカライズされたり、ノベライズ化もされるなど、予想外の拡張をみせた。

こういったバラエティ番組の企画が映画に発展することは珍しくはなく、今までにも『ゲームセンターCX』や『ゴッドタン』などといった番組内の企画が映画化されている。バラエティ番組の延長線を劇場で観ることに対して抵抗はあるかもしれないし、制作されたことに対して最初から拒否する人も多いが、海外でも『サタデー・ナイト・ライブ』や『モンティ・パイソン』、『ジャッカス』といったバラエティ番組から派生した作品は意外と多く制作されている。映画館離れが加速する現代において、普段は劇場に足を運ばない層を呼び込める点では利点があるとも言えるのだ。
劇場版アドリブ大河『面白城の18人』

監督:有吉弘行、監督補:佐藤栞里
出演:宮本寂しい(とにかく明るい安村)、わり井直虎(イワクラ[蛙亭])ほか
【ストーリー】
伝説の猿の師匠に刀を教わった剣士“宮本寂しい”(とにかく明るい安村)と“わり井直虎”(イワクラ[蛙亭])が主役。直虎の仕事は町の団子屋に団子を卸す業者をやっている。しか決まっていない……。
丸投げされたストーリーをオーディションで選ばれた壁芸人たちが全力で作りだし、有吉監督が先に撮ったエンディングと繋がって最高の物語が出来るのか!?
同時上映 映画『京佳お嬢様と奥田執事~京佳お嬢様パリへ行く~』
出演 : 京佳お嬢様(金子きょんちぃ[ぱーてぃーちゃん]) 奥田執事(奥田修二[ガクテンソク])ほか
<有吉の壁 劇場版出演者>総勢40名の壁芸人とスペシャルゲストが出演!
【壁芸人の皆様】
チョコレートプラネット、シソンヌ、三四郎、太田博久(ジャングルポケット)、タイムマシーン3号、岡部大(ハナコ)、パンサー/板倉俊之(インパルス)、西田幸治(笑い飯)、蛙亭、ガクテンソク、きつね、さや香、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、長谷川雅紀(錦鯉)、ぱーてぃーちゃん、水川かたまり(空気階段)、みちお(トム・ブラウン)、もう中学生、森田哲矢(さらば青春の光)、横澤夏子、四千頭身、とにかく明るい安村ほか
【スペシャルゲスト】
工藤阿須加(友情出演)、永尾柚乃、松井玲奈and more!!
配給:TOHO NEXT
©Nippon Television Network Corporation
2026年1月16日(金)より3週間限定全国公開