演劇プロデューサー細川展裕(H)と、落語好きの浅生博一(A)が新たに立ち上げたH&Aプロデュースの第1弾として、同名の古典落語をもとにした新作舞台『死神』のビジュアルとキャストコメントが公開された。
同作は、脚本 / 演出を倉持裕、落語家の立川志の春が協力し、「演劇×落語=演劇作品」を掲げて制作する新シリーズの幕開けとなる作品。
倉持裕は、劇団ペンギンプルペイルパイルズ主宰として舞台 / 映像の両分野で活躍する脚本・演出家。今回、初めて落語との本格的なコラボレーションに挑む。協力する立川志の春は、古典から新作、英語落語まで幅広く手がける実力派。自身の新作落語が舞台化された実績もあり、同作にはスタッフとして、そして出演者としても参加する。
原作となる『死神』は、三遊亭圓朝による古典落語。借金に苦しむ男が死神と出会い、人々の死期を見分ける術を授かるが、禁を破ったことで自らも命を落としてしまうという物語。サゲと呼ばれるオチが噺家によって異なることでも知られる演目を倉持裕が手がける。
主演は牧島輝で、死神を演じるのは水野美紀。共演には樋口日奈、浅利陽介、玉置孝匡、香月彩里、立川志の春が名を連ねている。
■ キャストコメント
牧島輝
「以前から興味のあった落語の世界に、このような形で参加できてとても嬉しいです。『死神』はオチのバリエーションも多く、演目として本当に面白い。落語の舞台化がどんな形になるのか、僕自身も楽しみです。落語好きの方も演劇好きの方もぜひ観に来てください。」
水野美紀
「驚きました。私が“死神”です。その時点で作り手の企みを感じずにはいられません。実在しない存在を演じるのは自由度が高く、とてもワクワクします。概念を覆すつもりで挑みますので、ぜひ楽しみにしていてください。」
■ 公演情報

H&Aプロデュース企画 第1弾『死神』
作・演出:倉持裕(原案:三遊亭圓朝「死神」)
出演:牧島 輝 樋口日奈 浅利陽介 玉置孝匡 香月彩里 立川志の春/水野美紀
【東京公演】
2026年4月11日(土)~26日(日)
会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
料金:全席指定 8,888円(税込)
発売日:2026年3月1日(日)10:00
【兵庫公演】
2026年5月2日(土)~4日(月・祝)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
料金:全席指定 9,999円(税込)
発売日:2026年3月29日(日)10:00