2月13日(金)から15日(日)まで東京・渋谷エリアで開催されるカルチャーイベント『DIG SHIBUYA 2026』のオフィシャルプログラムが発表された。
テクノロジーとアートを掛け合わせた最新カルチャーを体験できるイベントとして開催される同イベント。オフィシャルプログラムは国内外約60件の応募の中から審査を経て選ばれたもので、イベント期間中に渋谷公園通りをはじめとした渋谷の中心で多様な形で作品展示が行われる。
渋谷公園通りでは、2月14日(土)の13時から17時までの予定で『「DIG SHIBUYA THEATRON」by ALTEMY』を実施。建築デザインスタジオ・ALTEMYが企画 / 検討を行った同プログラムでは、交通を一部規制し、都市を鑑賞する場である屋外都市劇場「テアトロン」を設置する。街ゆく人々はそのまま観客となり、パフォーマンスや展示を360度から見渡すことが可能なイベントとなっている。舞台では『ストリートから劇場へ〜未来の渋谷への伏線〜』をコンセプトにパフォーマンスを実施し、企画プロデュースはパルコ、音楽プロデュースは蓮沼執太が担う。

『DIG SHIBUYA 2026』期間中には、渋谷に点在するデジタルサイネージをつないだ展覧会『SCREENS CONTEXTUALIZED』を開催。街の各所にあるスクリーンが40名以上のアーティストに開放され、デジタルなパブリックアートによって屋外美術館が創出される。
同プログラムでは各スクリーンが持つ「場所の記憶」や「歴史的背景」にも着目。渋谷の街に積み重なってきたストーリーとアーティスト解釈が重なり、新たな都市のレイヤーが可視化される。日常の風景に突然現れるデジタルアートを巡り、街を歩きながら鑑賞ができるプログラムとなっている。また、アーティストやプロジェクトチームが制作過程で発見した知見や体験を共有するギャラリースペースでの展示イベントも同時開催される。なお、プログラムの一環として、MIYASHITA PARK内のサイネージをデジタルアートの表現空間として開放するプロジェクトの公募が12月26日(金)まで行われている。

さらに、『AI中原昌也「声帯で小説を描く!」Presented by 宇川直宏 & DOMMUNE』も渋谷パルコで実施。作家・中原昌也の全小説や批評をもとに学習し本人の声紋をクローニングした「声帯AI中原昌也」と声で対話することによって物語を共作する体験や、「声帯AI中原昌也」の誕生から本人との共作のプロセスを記録した映像インスタレーションなどの展示が行われる。

イベント初日である2月13日(金)には、ワークショップ、ピッチセッション&ミートアップイベント『DIG SHIBUYA 2026 Opening Event』を開催。ピッチセッションは10社が参加し、滞在期間中にはワークショップやマッチングも予定されている。さらに、バーチャルアーティストをクラシック音楽の世界に送り込むプロジェクト・「ポルタメタ」のVTuber・白玉響ふわりと東京交響楽団メンバーをテクノロジーで融合させるライブコンサートも行われる。


また、イベントのキービジュアルを手がける韓国のデジタルアーティスト・Seo Hyojung(セオ・ヒョウジョン)による「動きのデザイン」を学べるワークショップも実施。オープニングイベントとワークショップはいずれも事前申し込み制となっている。
このほかにもオフィシャルパートナープログラムとして、2月13日(金)に『RADIO SAKAMOTO ‑ Uday ― NEW CONTEXT FES × DIG SHIBUYA ―』を実施。J-WAVEで2023年まで20年に渡り放送された坂本龍一のレギュラープログラム『RADIO SAKAMOTO』の意思を受け継ぐトリビュートフェスで、250、KIRARA、STUTS、小袋成彬らの出演が発表されている。
DIG SHIBUYA 2026 – オフィシャルプログラム概要
【公園通りで劇場型パフォーマンスを】「DIG SHIBUYA THEATRON」by ALTEMY

日時:2026年2月14日(土)13時〜17時(予定)
場所:渋谷区公園通り
企画プロデュース:パルコ
音楽プロデュース:蓮沼執太
【デジタルアート】SCREENS CONTEXTUALIZED

日時:2026年2月13日(金)〜15日(日)11時〜18時(DIG SHIBUYA開催期間中終日)
※ なお、詳細の作品放映時間に関しては、各サイネージによって異なります。
場所:MIYASHITA PARK、渋谷MODI(集英社ビジョン)、渋谷駅前会館(渋谷西口ビジョン)、シブハコビジョン、メトロ改札口ビジョン(銀座線渋谷駅)、他
その他:アーティストやプロジェクトチームが制作過程で発見した知見や体験を共有するギャラリースペースでの展示イベントも同時開催(場所:Park in Park / Miyashita Park)
【AIx文学】声帯AI中原昌也「声帯で小説を描く!」

[インスタレーション&ライヴストリーミング]
日時:2026年2月13日(金)〜15日(日) 13時〜23時
場所:SUPER DOMMUNE(渋谷パルコ 9階)
[ワークショップ&ライヴストリーミング]
日時:2026年2月15日(日) 13時〜23時
場所:PBOX(渋谷パルコ10階)
【ライブパフォーマンス】RADIO SAKAMOTO Uday

日時:2026年2月13日(金) 18時 オープン/スタート 22時クローズ予定
会場:Spotify O-EAST、duo MUSIC EXCHANGE、東間屋
出演:250、STUTS、KIRARA、蓮沼執太 presents「HEAR HERE -GATHERING」、他
チケット料金:8,800円(税込)※ドリンク代別
主催:J-WAVE、共催:SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会、協賛:Digital Garage, Inc.
制作:J-WAVE
【アーティスト&スタートアップ】ワークショップ・セッション・ミートアップ – Opening Event

【オープニングイベント&ミートアップ】
日時:2026年2月13日(金)14時開場、14時半〜20時(ミートアップは18-20時)
場所:渋谷ストリームホール 東京都渋谷区渋谷3-21-3
費用:一般 3,000円 (学生 1,500円 *当日は学生証を確認させていただきます)
“ワークショップ『日常のかたちが動く|NodeBoxで学ぶ「動き」のデザイン』詳細”
日時:2026年2月13日(金) 14時スタート (約3時間程度)
場所:ストリームホール5階ホール
費用:無料(ワークショップのみの場合)
申込:要事前申込(オープニングセッションの参加は別途申し込みが必要です)
人数:先着15名
言語:日本語