10月31日(金)より全国公開されている映画『爆弾』の「ラスト舞台挨拶」イベントが、東京・グランドシネマサンシャイン池袋にて12月14日(日)に開催された。
呉勝浩による同名のベストセラー小説を原作に、『帝一の國』(2017)や『恋は雨上がりのように』(2018)の永井聡が監督を務めた同作。容疑者との交渉にあたる主人公の刑事・類家を山田裕貴、自ら「霊感がある」と称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する謎の中年男性・スズキタゴサクを佐藤二郎が演じているほか、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、渡部篤郎らがキャストに名を連ねている。
同作は公開後4日で興行収入5億円越えを達成し、動員 / 興行収入ともに実写映画で初登場第1位を獲得。公開7週目を迎えても勢いは止まらず、12月13日(土)までに動員180万人、興行収入25億円を突破した。この盛り上がりに応えるべく、12月14日(日)に異例の「ラスト舞台挨拶」が実施され、山田裕貴が登壇した。
満員の観客からの拍手に包まれて登壇した山田は、作品の大ヒットを受け喜びの表情を浮かべつつも、「みなさんには大変感謝の気持ちでいっぱいですが、全然まだまだです!」とさらなる高みを目指す姿勢を見せた。先日行われた同作のイベントで「もう一度舞台挨拶を行えるほどヒットしてほしい」と願いを口にしていた山田は、願いが叶った心境を「予言があたりましたね。」と、スズキタゴサクのセリフになぞらえて回答。「みなさんに観ていただけていることは非常に感謝しておりますが、『アバター』級の大ヒットを考えるとまだまだ足りないですね…あと一年半くらい公開してくれないと!」と、世界的ヒットまで視野に見据えた発言で会場を驚かせた。
山田は、「俳優仲間からも満席で本作が観られないというクレームが届いている」と、同作への反響が芸能界にも及んでいることに言及。「みなさんのおかげで作品の関心が高まっていることがすごく嬉しかったです!」と改めて作品のヒットへの感謝を伝え、手応えを明かした。公開から7週間後に「ラスト舞台挨拶」として登壇する運びとなったことについては「初めての経験ですが、こうして改めて機会をいただけたのは、ご覧いただいた皆さんのおかげです。本当にありがたいことだと思っています。」と深い感謝の気持ちを述べた。
山田が会場の観客に何回本作を観ているか直接問いかけると、10回目、20回目にも手が挙がり、熱狂的なリピーターの存在が明らかに。予想外のリピート率に喜ぶとともに驚きを隠せない山田は、「俺の前で嘘をつくなよ。」と、劇中の類家さながらのコメントを繰り出し、会場は大盛り上がり。そして、なんと今回で25回目の鑑賞だという観客に対しては、山田自ら「25回観た先に何が見えましたか?」と質問を投げかける一幕も。観客からの「一人ひとりの役者さんの演技や、原作との違いなど、一つずつ重ねて観ていく面白さがありました」という回答に対して感激した山田は、25回も鑑賞してくれたお礼として撮影秘話を披露。「当初、タゴサクの回想シーンに登場する「みのりちゃん」は映画には出てくる予定じゃなかったのですが、現場で監督と話をして、追加してもらうように僕から提案したんです。僕が演じる類家の登場シーンも最初はもっと早かったのですが、そうすると「満を持して感」が薄れてしまう。だから、渡部篤郎さん演じる清宮をもっと中盤まで登場させてほしいとお願いして、類家の登場が後になっているんです。現場でも原作と脚本を読み比べて、原作に沿った流れを実現できるように話し合って作り上げていきました」と裏話を明かした。
さらに、クリスマス間近ということで、山田演じる主人公の刑事・類家のビジュアルをあしらったクリスマスケーキがサプライズ登場した。山田は驚きを隠せない様子で、「これ、爆弾入っているとかはないよな…」と疑いながら、ケーキの箱を揺らす一幕も。そのためケーキの一部が崩れてしまうハプニングを乗り越えつつ、その完成度に「こんなものが作れるんだ!」と大感激。「ケーキをみなさんに切って配りたいです!」とコメントし、会場は笑いに包まれた。
舞台挨拶の最後には、山田からあらためて大ヒットへの感謝と、作品を支えてくれた観客へのメッセージが贈られた。「この映画は、絶対の自信を持ってお送りできる、回数を重ねて鑑賞すればするほど楽しめる作品です。こうして『爆弾』を愛していただきありがとうございます。昨今日本の作品や俳優、クリエイターが世界に飛び出して大旋風を巻き起こしている、この状況が一番喜ばしいことだと思っておりますので、この映画もその一員になっていることがすごく嬉しいです。」と真摯な思いを述べ、「自分が真ん中に立ってそういう経験する機会があまりなかったので、この映画で、やっと自分のことを少し認めてもよいのかなと思えました。実力と結果がともなう俳優になっていけるよう、引き続き日々精進していきます!」とまっすぐに語る山田に、会場は大きな拍手で包まれ、イベントはあたたかな空気で幕を下ろした。
映画『爆弾』
10月31日(金)全国ロードショー
◇出演:山田裕貴 伊藤沙莉 染谷将太 坂東龍汰 寛一郎 片岡千之助 中田青渚
加藤雅也 正名僕蔵 夏川結衣 渡部篤郎 佐藤二朗
◇原作:呉勝浩「爆弾」(講談社文庫)
◇監督:永井聡
◇脚本:八津弘幸 山浦雅大
◇主題歌:宮本浩次「I AM HERO」(UNIVERSAL SIGMA)
◇配給:ワーナー・ブラザース映画
◇公式サイト:bakudan-movie.jp
◇公式X:@bakudan_movie
◇公式Instagram:@bakudan_movie
◇原作クレジット:©表記:呉勝浩/講談社
◇©表記:©呉勝浩/講談社 ©2025映画『爆弾』製作委員会