2026年12月18日(金)の日米同時公開を控え、公開まで1年を切った『アベンジャーズ / ドゥームズデイ』。その初映像が『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の公開にあわせて明らかとなった。
2025年3月にサプライズ公開された主要キャストの26人は、あくまで第1弾とされており、ほかにも複数のシークレットキャストの存在が噂されていたが、そのうちの1人がキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースを演じたクリス・エヴァンスであることが判明。
とはいえエヴァンスの出演は、以前から噂されており、その度に否定され続けてきた。そもそも契約時に交わされるエンバーゴ(情報解禁日)を破ってしまうと何かしら罰則を受けることもある。つまり俳優の「出演していない」は信用できないワードであることを改めて思い知らされたわけだ。
ただ、映像の最後に表示された「スティーブ・ロジャースは帰ってくる」という文字が「キャブテン・アメリカ」を示しているのかは不明。例えば2017年の『Secret Empire』において、マルチバースのスティーブは「キャプテン・ヒドラ」というヴィランになったことがある。今作でロバート・ダウニー・ジュニアが演じているのが「アイアンマン / トニー・スターク」ではなく、ドクター・ドゥームであるように、初代アベンジャーズの変異体がヴィランとして登場してもおかしくない。
映像を観る限り、『アベンジャーズ / エンドゲーム』で過去に戻った直後のようであることから、分岐した時間を過ごしているスティーブとも解釈できるが、ダミー予告の場合も考えられる。まだまだ映像から推測するのは危険だろう。
サノスのスナップによって、一度消滅してしまった多くの命を取り戻したことへの代償は、今までの作品でも多角的に描かれてきたが、いよいよ根本的に、タイムスリップによる歴史改変問題に直面することになるのだろうか。
そして映像と合わせて解禁となったポスタービジュアルにも注目したい。シンプルにドクター・ドゥームのダークグリーンカラーというだけでなく、ドラマ『ロキ』のシーズン2を連想させているようにも感じられる。
さらにAの周りの円の中に『ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス』や『アガサ・オール・アロング』などの魔術を扱った作品で登場したルーン文字、もしくは『アントマン&ワスプ:クアントマニア』でカーンが使用していたような謎の文字が、かすかに確認できるのも気になるところ。

『アベンジャーズ / ドゥームズデイ』
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2025 MARVEL.
2026年12月18日(金)日米同時劇場公開