ドキュメンタリー映画『ジュンについて』が、12月19日(金)に東京・神保町に開業するミニシアター・シネマリスのオープニング作品として同日から上映される。
「何度も、読み返される本を。」を目標に掲げ、島田潤一郎がひとりで出版活動を続ける東京・吉祥寺の夏葉社に監督・田野隆太郎が密着して制作された同作。生きづらい青春期や20代を過ごし、当時本を買い、読むことだけに支えられてきた島田が、本と本屋と、そこに集う人たちに恩返ししたいと考え、不登校の若者たちを積極的に雇う広島の書店・ウィー東城店にまつわる本の編集などに取り組む580日間を記録した内容となっている。
作品は島田の故郷・高知で2025年夏に封切り。その後夏葉社と関係の深い本屋のある町の文学館や公共施設などでも上映を継続し、夏葉社の15年の歩みを展示する企画展や近隣の本屋でフェアを開催。今回の上映でも、近隣の書店である神保町・東京堂書店にて開館+公開記念フェアが開催予定となっている。なお、作品は関東、名古屋、関西圏、九州の劇場でも公開が予定されている。
『ジュンについて』

製作:nine minutes
出演:島田潤一郎(夏葉社)
プロデュース・撮影・編集・監督:田野隆太郎
朗読:宇野祥平
音楽:mangneng
エンディング曲:池間由布子『知られない季節』