ヨアキム・トリアー監督の最新作『センチメンタル・バリュー』(英題:SENTIMENTAL VALUE)が、2026年2月20日(金)より日本公開される。
『わたしは最悪。』に続く新作となる同作は、家族を捨てて以来長らく音信不通だった映画監督・グスダヴを父にもつ俳優・ノーラが主人公。グスダヴが15年ぶりである自伝的脚本の新作映画の主役にノーラを打診するところから物語が展開し、愛憎入り混じる親子や人間関係の様子を描いていく内容となっている。ノーラ役はレナーテ・レインスヴェ、グスダヴ役はステラン・スカルスガルドが務めており、その他キャストとしてインガ・イブスドッテル・リッレオースやエル・ファニングらが名を連ねている。
作品は2025年の第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で19分間のスタンディングオベーションを受けてグランプリを受賞し、アカデミー賞ノルウェー代表作品にも選出。日本配給はギャガが新設したアートハウスレーベル「NOROSHI」が第1弾作品として担当する。
日本公開決定に際し、特報映像とポスタービジュアルも解禁。このうち特報映像は、「お前は人生最高の宝だ」と語りかけるグスタヴに「なのに捨てたの?」とノーラが切り返す場面から始まり、家庭を選び息子と夫と穏やかに暮らす妹のアグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)や、ノーラの代役として抜擢されたアメリカ人スター・レイチェル(エル・ファニング)、葛藤するノーラの様子などが写し出されていくものとなっている。
『センチメンタル・バリュー』

監督:ヨアキム・トリアー (『わたしは最悪。』)
脚本:ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
出演:レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング
配給:NOROSHI ギャガ
英題:SENTIMENTAL VALUE/2025年/ノルウェー/カラー/ビスタ/5.1ch/133分/字幕翻訳:吉川美奈子/レーティング:G
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