『災 劇場版』が2026年2月20日(金)に全国公開される。このたびポスタービジュアルとティザー予告が公開された。
斬新な映像表現の監督集団・5月の関友太郎と平瀬謙太朗が監督 / 脚本 / 編集を務める同作は、監督2人の長編デビュー作『宮松と山下』に続き、2025年度のサン・セバスティアン国際映画祭へコンペティション部門での正式招待を成し遂げた。前作からの再タッグとなる香川照之が主演を務め、中村アンらキャストが脇を固めた。WOWOWで放送された『連続ドラマW 災』が再構築され、全く新しい「恐怖」を描く映画として、観る者の信じる恐怖を覆すサイコサスペンスが誕生した。
このたび、香川照之扮する「男」が煙草をふかすポスタービジュアルが解禁された。煙で左半分が消えかかってはっきりと分からない表情と「誰もが、自分には関係ないと思っていた。」というキャッチコピーが災いの不穏さを表現している。
同時に、監督自らがディレクションしたティザー予告も解禁。「誰もが、自分には関係ないと思っていた」というテキストと共に映し出されるのは、女子高生や運送業者、ショッピングモールの清掃員など、さまざまな場所でささやかな日常を送る人々。一方刑事たちは複雑な表情を浮かべ、中村アン扮する堂本は涙を流している。さまざまな服装、髪型、雰囲気を漂わせた男(香川照之)が次々と映し出され「いつどこで誰が災難に合うかなんて誰も分からないんだよ」「人は理由もなく死なないので」という意味深な台詞、車の下敷きになった足元や海に浮かぶ髪の毛など不安を煽るカットが続く。予告には、男を演じた香川、堂本刑事役の中村のほか、災いが降りかかる人々を演じる中島セナ、松田龍平、内田慈、藤原季節、じろう(シソンヌ)、坂井真紀、堂本の同僚刑事役の竹原ピストル、宮近海斗らも登場する。
『災 劇場版』
香川照之
中村アン 竹原ピストル 宮近海斗
中島セナ 松田龍平 内田慈 藤原季節 じろう(シソンヌ) 坂井真紀 / 安達祐実 井之脇海
監督・脚本・編集:関友太郎、平瀬謙太朗
音楽:豊田真之 原案:5月
劇場版企画プロデュース:日枝広道 プロデューサー:西憲彦 高江洲義貴 伊藤太一 近藤あゆみ 定井勇二
配給:ビターズ・エンド 制作プロダクション:AOI Pro. 劇場版製作幹事:電通 製作著作:WOWOW
2026/日本/カラー/DCP/5.1ch/128分
2026年2月20日(金)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
©︎WOWOW
【STORY】
家族や進路に悩む女子高生、ある過去を抱えた運送業の男、冴えないショッピングモールの清掃員と理容師、負債を抱えた旅館の支配人、平凡な主婦。ある日、彼らのささやかな日常が、なんの前触れもなく不可解な〝災い〟に襲われる。
警察にはすべて自殺や事故として処理されるが、何かがおかしい。
刑事の堂本だけが妙な気配を感じ取り、災いの真相に迫っていく。
一方でその災いの周辺には、いつもある「男」が紛れ込んでいたー。