背筋によるホラー小説『口に関するアンケート』が映画化される。2026年に公開予定。
『口に関するアンケート』は2024年9月に刊行され、電子書籍を含め累計32万部を突破したホラー小説。映画の監督は『呪怨』シリーズの清水崇、主演は初の実写映画単独主演となる板垣李光人が務める。
映画化にあわせ、書籍『口に関するアンケート』が作者・背筋のメッセージカード入りで新たに店頭展開される。メッセージカードは書籍の表紙と同じサイズで、表面が映画化記念カバーとなり、裏面には背筋からのメッセージ3種がランダムで掲載される。

主演の板垣、監督の清水、原作者の背筋からはコメントが届いている。
主演・板垣李光人
背筋さんの原作を拝読した際、自分が抱くホラー小説の概念が覆されました。
この全く新しい読書体験を映像化するという挑戦に、自らが参加できることを光栄に思います。
世界中に恐怖の風を吹かせてきた清水監督指揮のもと、村井翔太として生きた時間は苦しくも貴重で、楽しいものでした。
自身が原作から感じた、あの衝撃的な感覚を映画を観た方々にも味わっていただきたい。
その想いをもとに映画だからこその体験をしていただくべく、監督をはじめとしたスタッフ、キャスト全員で創り上げました。
大学生たちが語る証言は何を意味するのか、果たしてどんな”災い”をもたらすのか。
それはあなた自身で、お確かめください。きっと誰かに話したくなるはずです。
監督・清水崇
映画監督の清水崇といいます。
まず背筋さんの原作を映画化って依頼を受けて、思いました。何故、僕なんだろう?こんな小さな薄い本で!?って……でも背筋さんの世界に触れてみたかったし、板垣くんとも組んでみたかったので、引き受けました。
……今思えば、あれがいけなかったのかもしれません……
シンプルで短く“読み物でこそ!”の原作を、長編映画として見応えあるものに仕立て直したくて、原作を読んだ方にも読んでない方にも楽しんで欲しくて、脚本家の山浦さんやプロデューサー陣と打合せを重ねました。背筋さんにも意見を聴きながら……それはもぅ…楽しくて楽しくて………
撮影は、思いのほか順調で、有意義な体験でした。
……あっやっぱり、全部お話しなくちゃいけませんよね?……でもそれは映画を観ていただく方の楽しみを奪いかねないので、僕はこの辺で……映画を最後までお楽しみいただけたら幸いです。では、もぅいきますね
作者・背筋
清水崇監督によるホラーと聞いてなにを思い浮かべるでしょうか。
『呪怨』シリーズ、『◯◯村』シリーズ、『ミンナのウタ』、『あのコはだぁれ?』……。
世代や嗜好性によって清水作品の印象は変わるのかもしれません。裏を返せばそれは、長きにわたってホラーというフィールドで多くの挑戦を重ねてきたことの証左とも言えます。
根底に流れる哲学は同じながらも、色々な描き方で恐怖を表現する監督。その手にかかったとき、『口に関するアンケート』はどのような映画になるのか。
ファンとして、原作者として想像が止まりません。しかし、同時にそれが無駄なことだともわかっています。きっと私には想像もつかないような、新しくて怖くて面白い映画に仕立てられるのでしょうから。この映画が世のホラー好きにとっての、そして私にとっての新たな「清水崇監督によるホラー」になることを楽しみにしています。
【作品情報】

出演:板垣李光人
原作:背筋「口に関するアンケート」(ポプラ社刊)
監督:清水崇
製作:映画「口に関するアンケート」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/kuchi-movie/
原作クレジット:(C)背筋/ポプラ社
(C)2026映画「口に関するアンケート」製作委員会
【あらすじ】
心霊スポットとして知られる墓地に肝だめしに向かった大学生たち。しかし翌日、1人の女子大生が忽然と姿を消した。残されたのは、墓地を訪れた5人の大学生たちが語る“不可解な証言”だけ。あの夜、いったい何が起きていたのか?証言から導かれるその“真相”を口にした者には、何が起きるのか……。
『口に関するアンケート』

著者:背筋
発売年月:2024年9月
定価:605円(10%税込)
書誌ページ>>https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008465.html
Amazon>>https://amzn.to/4ex2TBX