10月31日(金)に発売された雨穴の最新作『変な地図』の重版が決定し、計40万部を突破した。
『変な家』『変な絵』に続く「変な」シリーズの第3作目である同作では、前2作に登場する建築士・栗原の大学時代が語られる。2015年、祖母が不審死を遂げたことを知った栗原は、彼女が死に際に手にしていた「7体の妖怪」が描かれた古地図の謎を探るため旅に出る。そこに待ち受けていたのは、海沿いの廃集落、不可解な人身事故、潰れかけの民宿、因縁に満ちたトンネル、そして古地図に秘められた悲しい事実だった。
同作は、11月より新設された日本初となる紙書籍 / 電子書籍 / 図書館貸出を統合した総合書籍チャート「Billboard JAPAN Book Charts」にて、初回の総合ランキング「JAPAN Book Hot 100」で第1位を獲得した。ジャンル別チャートの「Bungei Books」「Reiwa Books」でも第1位となり、3冠を飾った。紙書籍は、初版20万部に発売前重版5万部を加えた計25万部で発売を迎えるも、全国の書店で完売が続出。2週間で追加15万部の重版が決定する異例の事態となった。
同作には巻末特典として、「変な特大考察マップ」と、祖母の死の理由が隠された「沖上喜見子の手記」を雨穴本人が朗読した約40分の動画が付属する。初回配本限定で「変なしおり」も付属。また、紀伊國屋書店グループでの書籍購入者を対象に、雨穴直筆のイラストが描かれた「変なレシート」が配布されるキャンペーンも実施されている。

雨穴『変な地図』

発売日:2025.10.31
定価:1,760円 (本体1,600円)
判型:四六判
ISBN:9784575248104
双葉社