サム・ライミ監督『HELP/復讐島』2026年日本公開決定、舞台は「逃げ場のない無人島」

サム・ライミ監督による映画『HELP/復讐島』（原題：Send Help）が2026年1月30日（金）に日本公開される。あわせて、特報映像が解禁となった。

サム・ライミ監督による『死霊のはらわた』（1981年）は、シンプルな舞台設定と極限状態における人間の恐怖を革新的な演出で表現した作品だが、『HELP/復讐島』では「逃げ場のない無人島」を舞台に人間の狂気と復讐心を炙り出している。

会社員のリンダ（レイチェル・マクアダムス）は、日々パワハラを繰り返す上司ブラッドリー（ディラン・オブライエン）の下で鬱屈とした日々を送っていた。ある日、出張のために乗り込んだ飛行機が墜落し、目を覚ますと、そこは見渡す限りの孤島で、生き残ったのは上司と自分の2人だけ。リンダは持ち前のサバイバルスキルで状況の立て直しを図り、次第に2人の力関係が逆転し始める。そんな中で彼女が抑え込んでいた怒りと復讐心が膨れ上がり、立場も理性も崩壊していくというストーリーとなっている。

会社員のリンダを演じるのは、『アバウト・タイム～愛おしい時間について～』や『スポットライト 世紀のスクープ』で幅広い演技力を見せるレイチェル・マクアダムス。リンダを追い詰めるパワハラ上司のブラッドリーは『メイズ・ランナー』シリーズで知られるディラン・オブライエンが演じる。

音楽はサム・ライミ作品の常連であり、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち』など数々の作品を手掛けてきたダニー・エルフマン。

サム・ライミは同作について「キャラクターたちが極限状態に追い込まれる物語をいつも愛してきました。そして、この物語では力関係の変化が次々と状況をエスカレートさせ、予想外の展開とスリルに満ちたドラマを生み出しているんだ。」と語っている。