中野坂上デーモンズの舞台『さる』が10月15日(水)から22日(水)まで、東京・中野の水性で上演される。
2012年に松森モヘーが旗揚げした、中野坂上デーモンズ。現在は、松森の個人企画として活動を続けている。
同公演は、お金、仕事、狂気にまつわる悲喜劇。5年ぶりに社会復帰を果たした主人公が、1人で一生懸命に居酒屋で働いている間に、異様な客が訪れてくるというストーリーとなっている。
作 / 演出を務めるのは、松森モヘー。出演者には松森のほか、柿原寛子とわかまどかが名を連ねている。
中野坂上デーモンズは私が2012年に立ち上げた演劇団体です。13年間の紆余曲折を経て、現在は松森モヘーの個人企画として創作を行っています。混沌や祝祭性を特色としてあげられることが多く、私自身もこれまで外へ外へとカオスなエネルギーを発散するため作品を作り続けてきました。しかし昨年頃から少しずつその趣向に変化が起きて、外へ外へと放出していたものを今度は内に内にと留めてゆきたくなりました。その結果、混沌が渦巻く空間で予想もできない行動に出てしまう人間達を創りたい。それがいま私のやりたいことなのかもしれません。
ということで今回の舞台は「居酒屋」です。私事ですが3月から5年ぶりにアルバイトを始めました。それが居酒屋さんです。もちろんこの芝居はフィクションですが、私自ら主役の居酒屋店員として出演します。ほとんど他人の3人が約80分を居酒屋で過ごす会話劇一幕。久しぶりの社会復帰を果たした主人公が一生懸命に店を守っていたらどうしようもないことになってしまうお話です。
小さな小さな芝居ですが、深い狂気に辿り着けるよう稽古を重ねています。
ぜひ私たちの居酒屋を覗きに来てください。心よりお待ちしております。
中野坂上デーモンズ 松森モヘー
中野坂上デーモンズ 新作公演 「さる」

作・演出 松森モヘー
【あらすじ】
居酒屋で起きる、悲劇と喜劇の接客劇一幕。
平日、夜。都内某所にある小さな居酒屋。
5年ぶりに社会復帰を果たしたばかりの浜田(松森)はピンチを迎えていた。「17番いってきます」と言い残した店長がそのまま帰ってこないのだ。
A3卓にはお客さんが一人残っている。飲み放題を一人で注文したやばそうなお客さんが。店長を探しに行こうにも店を離れることは出来ない。来るはずの派遣バイトさんも来ない。
だんだんと異様な虚無感に包まれてゆく小さな店内の空気に心臓が締め上げられていく浜田。
そんな彼を呼んでA3の客がこう言った。
「私たちはね……みんなもともと“さる”だったのよ」
その瞬間、浜田は今夜無事に帰れぬことを悟る……
5年ぶりに働きし者とそこへ訪れる異様な客、そしてもう一人。
「かみ」からひとに与えられし三つのこと。 お金、仕事、狂気にまつわる小さな演劇。
昨年に続く、中野坂上デーモンズの会話劇一幕。
【公演期間】
2025年10月15日(水) – 10月22日(水)
10月
15(水)19:00
16(木)14:00/19:00
17(金)14:00/19:00
18(土)14:00
19(日)14:00/19:00
20(月)19:00
21(火)14:00/19:00
22(水)13:00/17:00
全13ステージ
開演の30分前から受付開始・開場。当日券販売となります。
【会場】
水性
東京都中野区新井1-14-14 1F
中野駅 北口 徒歩8分
【出演】
柿原寛子
わかまどか
松森モヘー
【 チケット料金 】
前売・当日 ¥3,500
アンダー22 ¥2,500
全席自由・税込み価格
本公演チケットは下記 URL よりご予約下さい
《CoRich舞台芸術》
https://ticket.corich.jp/apply/395509
《アンダー22 チケット》
各回限定数販売 ¥2,500
※要予約
※ご来場時に年齢確認証をご提示ください
2025年 9月1日(月) 18時より予約開始
【スタッフ】
作・演出: 松森モヘー
照明: 葛生英之(Kiesselbach)
音響: 近藤海人(かまどキッチン)
演出助手: 渡邉結衣(にもじ/みちばたカナブン)
舞台監督: 大石晟雄(劇団晴天)、加藤葉月
宣伝美術: 小幡悦子(悦楽歌謡シアター)
コラージュ: 松森モヘー
物販デザイン: 酒井まりあ(タイダン)
SNSビジュアル: 小原誠仁(ん坊の国)
票券・制作: 宮野風紗音(かるがも団地)
主催・制作 中野坂上デーモンズ
【お問い合わせ】
劇団 MAIL: nakanosakaue.demons2525@gmail.com
【劇団 HP】
https://maad-demons.com/