映画『TREASURE』の邦題が『旅の終わりのたからもの』となり、2026年1月16日（金）に日本公開されることが決定。予告映像・ポスタービジュアル・場面写真も解禁された。
同作は、1991年のポーランドを舞台に、生まれ育ったNYで成功したが満たされない娘ルーシーと、ホロコーストを生き抜き約50年ぶりに祖国へ戻った父エデクが家族の記憶を辿るロードムービー。自身のルーツを探るため綿密な旅行計画を立ててきた娘・ルーシーと、約50年ぶりの祖国で自由気ままに振る舞い、次々と計画を妨害する父・エデクはかみ合わないままにアウシュヴィッツ＝ビルケナウ強制収容所を訪れる。そこで初めて家族の痛ましく壮絶な記憶が初めて父の口から語られ、ふたりが旅の終わりに「たからもの」を見つけていく物語となっている。
監督はユリア・フォン・ハインツ。原作はオーストラリアの作家であるリリー・ブレットが、ホロコーストの生存者である父との旅を描いた実体験に基づく小説『Too Many Men』で、監督が10代の頃に読んだ同作に深い感銘を受けての映画化となった。ルーシー役は『GIRLS／ガールズ』で製作 / 脚本 / 監督 / 主演を兼任し、近年ではNetflixドラマ『イカれてる？』を手がけたレナ・ダナム、エデク役は『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』、『ホビット』シリーズのスティーヴン・フライが務める。
予告映像では、ルーシーの旅行計画を無視してエデクたちがポーランド出身であるショパンの生家や「ゲットーの壁」を見に行く様子、強制収容所を訪れながらエデクが当時の記憶を語る場面などが収められている。
『旅の終わりのたからもの』
監督：ユリア・フォン・ハインツ 原作：「Too Many Men」 リリー・ブレット著
出演：レナ・ダナム（「GIRLS／ガールズ」）、スティーヴン・フライ（「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」）
2024/独、仏/英語、ポーランド語/112分/カラー/5.1ch/スコープ/字幕翻訳：渡邉貴子/原題：TREASURE
提供：木下グループ 配給：キノフィルムズ
(c)2024 SEVEN ELEPHANTS, KINGS&QUEENS FILMPRODUKTION, HAIKU FILMS
公式X: @kino_arthouse（キノフィルムズ・アートハウス部）
