映画『KIDS/キッズ』(原題:KIDS)が、10月17日(金)より全国公開されることが決定した。
写真家・ラリー・クラークの映画監督デビュー作として1995年にアメリカで公開された同作は、ニューヨークのティーンエイジャー4人の24時間を追った物語。SEX、ドラッグ、HIVと当時のリアルな姿をまるでドキュメンタリーのように映し出した内容が全米で賛否両論を巻き起こし、日本でも大ヒットした。製作総指揮はガス・ヴァン・サント、脚本は当時19歳のハーモニー・コリン、撮影はエリック・エドワーズが務めた。
作品の出演をきっかけに時代のアイコンとなっていったクロエ・セヴィニー、現在も女優として活躍するロザリオ・ドーソンのデビュー作であることでも知られている。その他キャストとして、スケーターのハロルド・ハンターやハヴィエル・ヌネズが名を連ねている。
さらに、音楽はルー・バーロウ(Dinosaur Jr.、Sebadoh、Folk Implosion)が担当し、ダニエル・ジョンストンらが参加。公開から20年以上経った2017年にピクチャーレコードとして限定復刻されるほどに高く評価されている。
情報解禁に際し、ビジュアル2種、予告編、場面写真が解禁されている。予告の前半では、セックス、ドラッグ、暴力にまみれたティーンエイジャーの生活が収められている。一転して後半では、HIVに感染してしまい、SEX相手のテリーを探すジェニーの姿や、若者たちが夜の街角やプールでロマンチックな時を過ごす様子が捉えられている。
今回の上映では、メインビジュアルを基調としたオリジナルスマホ壁紙が特典のムビチケ(オンライン)も販売される。ほか、ヴィンテージTシャツの販売で知られるweberとのコラボレーショングッズの発売も決定している。
NiEW編集部からのひとこと
わざわざDVDを買ってまで見た名作が劇場で見られるなんて。この数年後、ハーモニー・コリンが監督を務めた『ガンモ』や、『キッズ』の舞台となったワシントン・スクエア・パークの周辺人物たちから始まったムーブメント「ビューティフル・ルーザーズ」まで、私に大きなインスピレーションを与えてくれた時代です。(編集部:及川)
『KIDS/キッズ』

製作総指揮:ガス・ヴァン・サント、パトリック・パンザレッラ、マイケル・チャンバース 製作:ケイリー・ウッズ
監督:ラリー・クラーク 脚本:ハーモニー・コリン 撮影:エリック・エドワーズ 編集:クリストファー・テレフソン 音楽:ルー・バーロウ、ジョン・デイヴィス
出演:レオ・フィッツパトリック ジャスティン・ピアース クロエ・セヴィニー ロザリオ・ドーソン ハロルド・ハンター ヤキーラ・ペグエロ
(1995年/アメリカ映画/87分/ビスタ/カラー/DCP/原題:KIDS/ R-18)
配給:鈴正、weber CINEMA CLUB 提供:weber CINEMA CLUB
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*本作は映倫の審査により、児童ポルノ禁止法に抵触するおそれのあるシーンをカット及び、修正し、公開します
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