韓国のインディーロックバンド、SE SO NEON(セソニョン)が新曲“Remember!”を6月20日(金)に配信リリースした。同時に、ニューアルバム『NOW』を8月15日(金)にリリースすることも発表した。
プロデューサー / マルチプレイヤー / シンガーのSoyoon(ソユン)率いるSE SO NEONは、ブルース、サイケデリックロック、ニューウェーブ、シンセポップなど多様な音楽性を融合させたローファイかつヴィンテージなサウンドが特徴。2016年に結成され、2017年にリリースした“The Wave”で第15回韓国大衆音楽賞のベストロックソング賞を受賞、新人賞も獲得し、韓国インディーシーンを代表する存在となった。Japanese BreakfastやBTSのRMとのコラボレーションでも注目を集め、日本では坂本龍一のトリビュートライブへの出演や、細野晴臣のカバー、KIRINJIの楽曲へのフィーチャリング参加などの活動を行っている。2025年の秋には全米の主要都市を巡るヘッドライナーツアーも開催予定で、韓国、アジアから世界へと活躍の場を広げている。
新曲“Remember!”は、5月にリリースされた“Twit Winter”に続く『NOW』からの先行シングルで、韓国語版と英語版でリリース。Soyoonはリリースにあたってのコメントで、「私は他人の死を通して、自分自身を理解することがある」と語り、制作にあたって親交のあった坂本龍一との別れから深いインスピレーションを得たことを明かしている。
悲しいことに、私は他人の死を通して自分自身を理解することがあります。たぶん、私自身が死というものを多く経験していないからこそ、その影響がとても大きいのだと思います。友人であり、メンターであり、尊敬する音楽家でもあった坂本龍一さんが亡くなったとき、私が感じた感情を忘れたくないと思いました。彼の死を通して、“自分が誰なのか”を忘れないこと、そして彼の支えの中で、時間と音楽に完全に身を委ねようとする決意が芽生えました。そして彼を記憶するということは、この気持ちを持ち続けることなのです。
Soyoonコメント
同曲はSoyoonに加え、ニック・ハキム(Nick Hakim)との共作でも知られるJon Nellen(ジョン・ネレン)が共同プロデュースし、Pink Pantheressやblack midiのジョーディ・グリープ(Geordie Greep)を担当するエンジニアであるネイサン・ボディ(Nathan Boddy)がミックスを担当。内省的な静けさと力強いピークを行き来する構成が、ノスタルジックなテーマと同時にハートフルな雰囲気を伝えている。Soyoon自身が監督を務めた同曲のMVも同時公開されている。
リリースを控えている『NOW』については、Soyoonは「みんな私のエネルギーと魂を感じてくれるはず」と語っており、韓国語を主としながら言語の壁を越えて共感を呼ぶ作品となった手応えが感じられる。
SE SO NEON “Remember!”

■ レーベル:ASTERI ENTERTAINMENT
■ 形態:ストリーミング&ダウンロード
■ URL:https://asteri.lnk.to/SESONEON_Remember