Nikoんが7月から30公演を開催する初のロングツアー『RE:place public tour 2025』にて、3都市で行われる自主企画ツーマンの対バンが発表された。
Nikoんは、Gt / Vo・オオスカと、Ba / Cho・マナミオーガキが各自の経てきた活動を持ち寄り2023年に開始したバンド。2024年には6月にCwondoが参加した1stアルバム『public melodies』を自主配信版とCD版で同時リリースし、『FUJI ROCK FESTIVAL』の「ROOKIE A GO-GO」ステージやNiEW主催の『exPoP!!!!!』にも出演。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が「芥川賞」を参考に立ち上げた新進気鋭のミュージシャンのアルバムに贈られる「APPLE VINEGAR -Music Award- 2025」で特別賞を受賞するなど注目を集めている。
自主企画ツーマンの対バンは、7月28日(月)の神奈川・横浜編にANORAK!、8月13日(水)の京都編にTrooper Salute、ツアーファイナルにもなる8月27日(水)の東京・渋谷編にNo Busesが出演する。また、自主企画における「体調不良や性的被害などへの対策」も発表。SOSカードの配布やスマホのライト機能の使用を推奨することで周囲に自身の状況をすぐに伝えられる手段を用意し、各会場に十分なセキュリティ人員を配置およびセキュリティ担当者全員に「迷うことなくライブを止める権利」を与えるなどの対策がなされる。以下は「Nikoんと運営による体調不良や性的被害などへの対策に関する共同声明」の全文となる。
我々は、ライブハウスが好きです。
Nikoんと運営による体調不良や性的被害などへの対策に関する共同声明
でも、だからこそ、そこに危険が潜んでいることを
残念ながら、よく知っています。
どうしても空気や水が足りなくなって、誰かが体調を損なってしまう。
不特定多数が集まるがゆえに、性的加害を含む暴力が起こってしまう。
ライブハウスは、必ずしも、健全で安全な場所とは言えません。
まず、最初にお伝えしておきたいことは、足を運んで下さる皆さまの
心身の健全と安全より大切なものなど何1つ無いということです。
正直、我々には、体調不良を予測することも、
事前に痴漢を摘発することも、できません。
それでも、ステージに立つアーティストは、
そこでビジネスを行う運営者は、
きちんと責任を果たすべきです。
果たすべき責任とは、一体、何か?
真剣に考えました。
完全には至らぬままですが、
迅速で確実なリカバリーの提示こそ(ベストではありませんが)
最低限、基本的な責任であるという考えに至りました。
体調不良や痴漢行為など、
心身を脅かす不測の事態や危機が生じた時のために……
■ SOS信号を掲げるためのカードを配布する
■ 十分なセキュリティ人員を配置する
■ スマートフォンのライトを灯すことを推奨する
■ 当人だけでなく周囲にも、声や手を上げる大切さを伝える
など、可能な限り多くの「助けを求めやすくする手段」を
ご提供・ご提案することは当然ですが、
きっと、それだけじゃ、我々の自分勝手で、不十分で、
もっと重要なのは、サインの受け手である運営側こそ、
たとえ微かなサインでも決して見逃すことがないような、
そして迅速に適切な対応ができるような体制を整えるべきだと考えました。
結果、セキュリティ担当者全員に
「迷うことなく演奏を止める権利」を付与することにしました。
もちろん、ご来場頂く皆さまも全員、その権利を有しています。
何か不測の事態や危機が生じた時、
ステージに立つ人間が演奏を止め、もっとも状況を把握しやすい場所から、
救助や対応の補助・指揮を行うことも、果たすべき責任に違いありません。
危機に面したご本人だけでなく、周囲のあらゆる方々が
「いつでも演奏を止める権利」を行使しやすい空気の醸成に尽力します。
演者とオーディエンス、ステージと客席、
その間に、不要なボーダーラインを感じさせないことをお約束します。
これまで、音楽を愛するがゆえに演奏を止めることに躊躇や忖度が生じ、
その結果、不条理がまかり通ってしまうような事態に遭遇してきました。
言うまでもなく、それは、被害者の落ち度ではなく、
運営側の寛容さと周到さの欠如です。
その日その時にしか現れず、二度と同じようには再生されない
LIVEという生でリアルタイムなアートを共につくる仲間に対し、
「エンパワーメント(権限委譲)」の精神で、
接し合うことや助け合うことを、終始、大切にしていく所存です。
その上で、抑止力としてのセキュリティ整備、
断固として不条理を許さないという警告など、
姿勢と意志の徹底もしっかりと行って参ります。
守るための屈強さを備えることを、
我々は、決して、差し控えません。
ご理解とご協力のほど、何卒、宜しくお願いします。
『RE:place public tour 2025』自主企画3公演
“public melodies” release extra tour 横浜編「(no)public melodies」
2025年7月28日(月) at 神奈川・関内 B.B.STREET
出演:Nikoん / ANORAK!
チケット:https://eplus.jp/sf/detail/4328660001
“public melodies” release extra tour 京都編「(no)public melodies」
2025年8月13日(水) at 京都 nano
出演:Nikoん / Trooper Salute
チケット:https://eplus.jp/sf/detail/4327790001
“public melodies” release extra tour final「(no)public melodies」
2025年8月27日(水) at 東京・渋谷 CLUB QUATTRO
出演:Nikoん / No Buses
チケット:https://eplus.jp/sf/detail/4228040001
※ ファイナル公演のみ全入場者限定の特典アリ(詳細は後日発表)
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV. ¥2,500 / DOOR ¥3,000(ドリンク代別途)
『RE:place public tour 2025』全日程

【九州シリーズ】
7/01(火) 長崎 STUDIO DO!
7/02(水) 福岡 UTERO
7/04(金) 熊本 FACTOR(弾き語り公演)
7/05(土) 熊本 NAVARO
7/06(日) 福岡 public space 四次元
7/08(火) 福岡 秘密
7/09(火) 大分 CLUB SPOT【追加!!】
7/10(木) 鹿児島 MOJO(弾き語り公演)
7/11(金) 鹿児島 SR HALL
7/12(土) 鹿児島 WORD UP STUDIO
7/13(日) 福岡・小倉 FUSE
7/15(火) 佐賀 RIDE
7/16(水) 福岡 public space 四次元【九州シリーズ FINAL】
7/28(月) 神奈川・横浜 B.B.STREET【自主企画】
【関西シリーズ】
8/03(日) 奈良 NEVERLAND
8/04(月) 大阪・心斎橋 JANUS
8/05(火) 大阪・心斎橋 Pangaea
8/05(火) 大阪・蒲生4丁目 NICOtt bar(弾き語り公演)【追加!!】
8/07(木) 大阪・心斎橋 火影
8/08(金) 大阪・梅田 HARD RAIN
8/10(日) 大阪・堺 FANDANGO
8/12(火) 京都 MUSE
8/13(水) 京都 nano【自主企画】
8/14(木) 大阪・南堀江 SOCORE FACTORY
8/15(金) 大阪・福島 2ndLINE
8/16(土) 大阪・難波 BEARS【追加!!】
8/17(日) 大阪・難波 Yogibo HOLY MOUNTAIN【関西シリーズ FINAL】
8/23(土) 東京・新代田 FEVER
8/26(火) 東京・新代田 FEVER
8/27(水) 東京・渋谷 CLUB QUATTRO 【TOUR FINAL】
会場限定で、1st Album「public melodies」の再プレス版CD(税込2,500円)を販売