新プロジェクト「多摩美シアタープロジェクト びびび」による公演『アートマーザー』が、9月13日(土)から15日(月・祝)まで埼玉・与野本町の彩の国さいたま芸術劇場 小ホールで開催される。
同プロジェクトは、多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科の学生とアーティスト(教員)が同じ志を持ちながら創作に臨むプロジェクトとして始動。第1弾公演となる『アートマーザー』は、2024年にFUKAIPRODUCE羽衣を惜しまれながら解散した糸井幸之介が新作を書き下ろし、演出 / 音楽を担当。ままごと主宰の柴幸男がドラマトゥルク、コンドルズ主宰の近藤良平が振付を務めている。主演は快快 -FAIFAI-の野上絹代が務め、オーディションで選ばれた15名の学生と共演する。また、美術 / 衣裳 / 照明のデザインをはじめとしたスタッフワークは、コンペティションで選抜された学生がプランナーを担っている。
チケットは7月に発売予定。プロジェクトの始動にあたり、『〈びびび〉宣言――明日の世界へ』と題された文章が公開された。
〈びびび〉宣言――明日の世界へ
〈びびび〉とは何か。何かが〈びびび〉と伝わり、〈びびび〉と破れ、〈びびび〉と光り輝く。美からも自由になる意力が響きわたる音色こそが、〈びびび〉だ。美というより〈び〉。ダダがたどり着けなかった地平に〈びびび〉が〈びびびっ〉と脚を踏み入れ、新しい風景を〈びびびっ〉と見晴らす。
そのためには、若い学生たちとアーティストとが力を合わせて何かを創りあげることが必要だ。互いの多様性を〈びびびっ〉と重ね合い、〈びびびっ〉と溶け合い、閉塞感あふれるこの世の中を〈びびびびびっ〉と揺さぶること。( 「美共闘」ではなく「びびび共闘」?)
それこそが〈びびび〉のわくわくする目標なのだ。
これを読んでしまったあなた、もう〈びびび〉から離れられなくなったのでは?
びびっ、びっ
ほらね。
多摩美術大学90周年記念事業
多摩美シアタープロジェクト びびび vol.1
『アートマーザー』

作・演出・音楽:糸井幸之介
ドラマトゥルク:柴幸男(ままごと)
振付:近藤良平(コンドルズ)
出演:野上絹代(FAIFAI)
安藤優 一木海南江 岩波龍之介 岡崎毬紗 岡田呼々 小沢日菜 川堺萌寧 猿田雅子 中曽拓水 原田昊希 日髙来哉 藤田敦也 皆川大和 三輪栞子 八坂采音
2025年9月13日(土)〜9月15日(月・祝) 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール