アートブックフェア『TOKIO ART BOOK FAIR 2025 by TOKYO ART BOOK FAIR』が、5月2日(金)から4日(日)の3日間、東京・港区芝公園の芝パークホテルにて開催される。
同イベントは、2009年より年に1回のペースで開催されているアート出版に特化したブックフェア『TOKYO ART BOOK FAIR』(以下、TABF)を運営する一般社団法人東京アートブックフェアが新たに企画したもの。これまでと異なる出展の形式や、コンパクトな規模ならではの取り組みを実施し、国内外のインディペンデント出版シーンや、参加者同士の交流をより活性化することを目指す。TABFと1文字違いの『TOKIO ART BOOK FAIR』という名称には、同イベントを「TABFのオルタナティブとしてではなく、パラレルな存在として位置付け、別の視点を導入する」「東京=TOKYOを別の角度から眼差してみる」という意図が込められている。
初開催となる今回は出店者の公募を行わず、TABFに出展経験のある約20組をホスト出展者として運営チームが選出し、彼らがそれぞれ2組のゲスト出展者を推薦する招待制の出展形式を採用。国境を越えたネットワークやローカルな交友関係により、国内外のアーティスト / 出版社 / 書店 / ギャラリーなど、約55組が集結した。
出展者一覧 (アルファベット順)
1 and Half Atelier (China) / 18, Murata / Ao-Hata Bookstore / betweenia project (Australia / China) / BIKO & KENNY / CHILL! / commune / DOOKS / Edition Taube (Germany) / Further Reading (Indonesia) / GHOST MEMBER PUBLISHING / GIDDRA STUDIO / Goods / HAMMER PRESS / Hand Saw Press / Hekichi / Hikari Nishida/The Temporary Bookshelf (Finland) / hk. | hikotaro kanehira / Hwawon (South Korea) / IACK / Jane & Jeremy (United Kingdom) / KAIGA reviewing strata / Kosho Shop Oshiage / Lavender Opener Chair / Lee Kan Kyo / loneliness books / MANAHO HAMASAKI / MICRO SERVICE (South Korea) / Miki Kim (South Korea) / Min Guhong Manufacturing (South Korea) / Misa Asanuma / Mulu Office (Taiwan) / nagai serena / Nomad Papaya Books (Taiwan / Germany) / oar press / Off Course (The Netherlands) / onnacodomo / Outline Platform (The Netherlands) / Overlapse (United Kingdom) / paper company / Perimeter Editions (Australia) / pharmacy / SAMY PRESS / Shiwashiwa / SPACE PAPER & K.M.C / Studio P.R.O / Tall Poppy Press (Australia) / The Book Society/Mediabus (South Korea) / The Future Publishing (The Netherlands) / THE ICE PLANT (United States) / (TT)press / yomedoyomanedo
また会場では、Atelier HOKOによるエキシビジョン企画「BOOK? by Atelier HOKO」も開催される。2002年にシンガポールのデザイナー・Alvin HoとClara Kohによって設立され、「人 / 物 / 空間のあいだで拡がる隔たり」を主題として活動するAtelier HOKOが、「本を読むとはどういうことか?」をテーマに、読書という行為にまつわる人間のふるまいや感覚について様々な「問い」を来場者に投げかける。なお、同展示は『SINGAPORE DESIGN WEEK 2024』で開催された「BOOK?」の日本巡回展となる。

会場となる芝パークホテルは、1948年に誕生した歴史あるホテル。創業から72年を迎えた2020年、「人、街、歴史をつなぐLibrary Hotel」というコンセプトをもとにリブランディングを行い、約1500冊の書籍コレクションを備えたライブラリーホテルとして再出発した。



同イベントでは、2階の宴会場をワンフロア貸し切りで出展ブースとして使用する。特設のラウンジルームも設けられ、来場者と出展者が共にドリンクやフードを楽しめる。ラウンジには、PEP SANDWICHES、Ricardo Garrido、tawks(2日のみ)、灯明、TOKIO DRINK STAND、Bintangが出店予定。
『TOKIO ART BOOK FAIR 2025 by TOKYO ART BOOK FAIR』

会期:2025年5月2日(金) ~ 4日(日)
会場:芝パークホテル
住所:東京都港区芝公園1-5-10
開催時間:
5月2日(金)13:00-19:00
5月3日(土)12:00-19:00
5月4日(日)12:00-19:00
*最終入場は閉場の30分前まで
入場料:
一般:1,500円(税込)
25歳以下:1,000円(税込)
19歳以下:無料
※チケット完全予約制
※チケットの発行手数料に別途165円(税込)がかかります。
※会場での当日券販売予定はございません。
主催:一般社団法人東京アートブックフェア、芝パークホテル
協賛:DesignSingapore Council、ビンタンビール、BEAMS CULTUART
協力:Blackmagic Design、オランダ王国大使館