グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
10月16日は、福岡在住のアーティスト・nyke(ニケ)さんからの紹介で、PRマーケターでミュージシャンの葛西直樹さんが登場。福岡でのPRマーケターとしての仕事についてや、14年間続けている「drowsiness」としての音楽活動の近況について伺いました。
INDEX
八王子のマイルドヤンキー文化で育ち、バイブスとノリで福岡に移住
タカノ(MC):昨日お越しいただいた福岡在住のアーティストのnykeさんからのご紹介ですが、葛西さんは東京生まれなんですよね?
葛西:東京の八王子生まれです。地元でケンカがあると、「お前どこ中?」とか、部活と先生の名前を言い合ったら、「俺ら仲いいじゃん。とりあえず飲み行こうよ」みたいな、マイルドヤンキー文化があります。
タカノ:でも、今は福岡県に住まわれているんですか?
葛西:今は福岡在住です。4月から妻と福岡へ移住して、今日も福岡から来ています。
LiLiCo(MC):なぜ、福岡へ移住されたんですか?
葛西:直感ですね。バイブスとノリで移住しました。今日は福岡から東京へ来たので、田舎から出て来たおのぼりさんみたいな感じです(笑)。
タカノ:今年の4月に福岡へ移住したとのことで、わりと移住したばかりという感じですよね。
葛西:そうですね。ようやく試用期間が外れたぐらいかなと思います。
LiLiCo:住み心地は、いかがですか?
葛西:物凄くいいです。純粋に思うのは、福岡の方は人懐こくて、お節介焼きが非常に多いなと思いました。皆様にすごく甘えさせていただいています。
タカノ:福岡のお友達も増えましたか?
葛西:そうですね。移住したおかげで、僕のライブに観に来てくれたnykeくんにも出会いました。すごく波長も合うし、カッコいいストリートなインテリお兄さんという印象で、大好きです。
タカノ:いい繋がりですね。気になったのが葛西さんのお仕事です。PRやマーケティング面でのさまざまな支援を行なっているということですが、具体的にはどんなお仕事をされているんですか?
葛西:主に、国内外の食やライフスタイル、アート、行政領、IT領域の、PRやマーケティングの支援を行なっています。最近は海外のお客様も非常に多いので、バイブスも非常に感化されています。
LiLiCo:葛西さん、外国の方とバイブスが合いそうですね。
葛西:はい! グッドフィーリングです(笑)。
LiLiCo:やっぱり福岡にもたくさんの外国の方が来ていらっしゃいますか?
葛西:最近は韓国の方がすごく増えました。釜山からジェットバスで福岡へ来られるんですよ。
タカノ:福岡は釜山から近いですし、なんなら見えますもんね。
LiLiCo:本当に幅広く活動されているんですね。
葛西:幅がただ広いだけで、出てくるものは何もないのですが。
LiLiCo:皆に信頼されているから、いろんなことができているんですよ。
INDEX
学生時代に始めた音楽活動が、偶然の出会いによってコンペ優秀賞に繋がった
タカノ:しかも、お仕事と並行して音楽活動もされているとお伺いしました。
葛西:ちょこっとやっています。
タカノ:アーティスト名義は?
葛西:「drowsiness」と言って、英語で眠気という意味です。
タカノ:今、流れているのがdrowsinessの楽曲ですね。
葛西:はい。”Dear Vain”という曲です。
タカノ:ソロでされているんですか?
葛西:地元の八王子の仲間で、Suzuka Keitoくんという幼馴染がいて、彼と始めました。でも彼が医療の道へ進むということで途中で抜けたので、今は僕1人になっています。仕方なく続けていたら、気づくと14年も経っていました。
タカノ:結構長いですね!
葛西:はい。売れない五流芸人と同じような感じです(笑)。
タカノ:そんなことないです。音源カッコいいですよ! ミニマルなエレクトロみたいな感じですね。
葛西:この曲は、エレキギター1本で全部演奏しています。
タカノ:えっ、全部エレキだけなんですか?
葛西:はい。Suzuka Keitoくんと2人でやっていたんですが、この音をやっているのはヨコハタトクヤくんという、Suchmosの1stアルバムなどのレコーディングにも関わっていた方です。その子も八王子の仲間なんです。
タカノ:打ち込みかと思うほど、すごく緻密な感じがします。情報によると、今流れている曲は大学3年生の時に作ったそうですね。
葛西:活動を始めて2年目ぐらいの時に作りました。僕は東京造形大学という美術大学出身なのですが、授業を受けている時に向かいに中山晃子さんが座っていたのです。東京オリンピックの閉会式に携わっていたり、FLOATING POINTSのアートワークをやっている方ですね。たまたま目の前に座っていたので、曲を聴いてもらったら、「めちゃくちゃいいじゃん、曲貸してよ」と言われて、そのまま某航空会社の学生コンペに曲が使われて、優秀賞をとって、そのギャラとしてマイレージ10万ポイントをいただきました。
LiLiCo:すごいご縁だね。
タカノ:ご縁もだし、センスがあってこそですよね。
葛西:そうなのですかね。誰も僕の音楽を聴いている人はいないですよ。
タカノ:皆さん、聴いてください! 番組のXにもリンクを貼らせていただきます。
葛西:僕の学生時代の恥が全国に晒されてしまいますね(笑)。
タカノ:いや、そんなことないですよ。葛西さんのセンスが全国に届くということですよ。
葛西:恐れ多いです。
INDEX
博物館などでライブを行い、ニューシングルをリリース予定
タカノ:そして、博物館やギャラリーでの演奏も多いそうですが、今後のご予定はいかがですか?
葛西:drowsiness名義でのシングルや作品は全然出ていませんが、それ以外のコラボとしては、去年、鳥取県立博物館などでライブをさせていただきました。来年はニューシングルをリリースしようと思っているので、イギリスのプロデューサーと一緒に曲を作りました。かなりエレポップというか、ジョルジオ・モロダーみたいな感じの1970年代や1980年代の雰囲気で、今までのdrowsinessのイメージが一気に変わるようなダンサブルな曲です。
LiLiCo:博物館とかの空間に合いそうな音楽ですよね。どうして久しぶりのリリースを、イギリスのプロデューサーの方と?
葛西:以前、木村カエラさんがJ-WAVEで番組をされていたじゃないですか。その時のスタッフの方に、今回のプロデューサーの方をご紹介いただきました。
タカノ:なんですか、そのご縁!
LiLiCo:人で繋がっていて、素晴らしいですね。
タカノ:まさに「FIST BUMP」。葛西さんはこのコーナーにぴったりの方ですね。さて、グータッチで繋ぐ友達の輪ということで、お友達を紹介していただきたいんですが、明日来てくれるのはどんな方でしょうか?
葛西:佐野みなみさんというアートディレクターです。ゴディバを筆頭に、今をときめくカッコいいデザイナーで、しかもリケジョなんですよ。右脳と左脳の両方を行き来するアートディレクターって、僕はめちゃくちゃ稀有だなと思うし、そのフィーリングがすごく好きです。まだ僕はお会いしたことがないんですが、直感でお繋ぎさせていただきたいなと思いました。
タカノ:お会いしたことないけど、SNSでは繋がっているということでしょうか?
葛西:そうなんです。論理的な前提でアート作品を展開する方って、結構めずらしいなと感じています。
タカノ:お話を聞くのが楽しみです。明日はアートディレクターの佐野みなみさんに繋ぎます。「FIST BUMP」今日は、PRマーケターでミュージシャンの葛西直樹さんをお迎えしました。ありがとうございました。
GRAND MARQUEE
J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann