ドラマ『シナントロープ』が描く「居場所」を取り返そうとあがく人々

若者たちの青春群像を輝かせる「闇」の魅力 「闇があるから光がある」とはよく言うが、まさに『シナントロープ』は、そんな「闇」の魅力に圧倒されるドラマだった。折田(染谷将太)を中心とした裏組織「バーミン」の面々はもちろんだ。さらに、一方が水町(山田杏奈)の殺された父親であり、もう一方がバンド「キノミとキノミ」のメンバー・シイであることが判明した「ずっと向かいの部…